おはようございます、ガンバリーマンです。
昨シーズンから生まれ変わりつつあるものの、結果がついてきておらず未だホーム未勝利のガンバ。
そろそろホームでの勝利を飾りたい中迎えたのは、片野坂監督の師匠の一人でもあり、ガンバ三冠時の監督であった長谷川監督率いる名古屋グランパスです。
個人的に、愛知在住のガンバサポとしてはセレッソ並に負けたくない相手です。笑
ダワンのデビューにワックワクしながら迎えた一戦を振り返りたいと思います。
※両チームに最大限のリスペクトを持っておりますが、敬称を省略させていただくことご了承ください。いち素人の感想として温かく見ていただければ幸いです。
締めるとこ締めて、久々の複数得点勝利！気持ちいいぃぃ！！
試合結果＆スタッツ
試合結果 ＠パナソニックスタジアム吹田
G大阪 3－1 名古屋G
1 前半 0
2 後半 1
得点者：[G大阪]パトリック 26′, OG 54′, 黒川圭介 62′
[名古屋G]仙頭啓矢 83′
試合スタッツ
| G大阪 | 名古屋G | |
|---|---|---|
| 45％ | ボール支配率 | 55％ |
| 14 | シュート | 12 |
| 1 | オフサイド | 1 |
| 11 | FK | 15 |
| 4 | CK | 10 |
| 0 | PK | 0 |
| Y:0 , R:0 | 警告・退場 | Y:0 , R:0 |
スターティングメンバー
ポジティブレビュー
まず試合を通しての主なレビューはこんな感じ。
全体所感
- まさに選択と集中、攻守でしっかり勘所を押さえて勝利！
- ダワンのデビューでボランチの最適解はダワン＆齊藤か？
トピック
- 散らせる、奪える、競り勝てる。最強ボランチのダワン降臨！（きてくれてありがとう！）
- 攻め込まれても安定した守備でしっかり抑える。
- キッカー山見に、セットプレー策士の昌子で見事ゴール！
- 酒井とバチバチに戦う三浦！競り合い強し。
- 攻守に大車輪のパトリック。やっぱりパトリック！
- 黒川の気持ち良すぎる逆足弾丸コントロールシュートでダメ押し弾！（叫んだ！）
- 終盤攻め込まれるもビッグセーブ連発の一森！
まず初めに、今節を終えた率直な感想を一言。
最高の週末。ここから連勝街道まっしぐらで、今シーズン優勝じゃ！
今節の戦いぶりは、今季で一番安定していたように思います。
個人的に感じたポイントは
- ダワン＆齊藤のツーボランチでしっかり中盤を締められたこと
- グランパスのストロングである両サイド（相馬＆マテウス）に仕事をさせなかったこと
- ボール保持されても一森含めしっかり守り切り、奪えば縦へ早くいくという意識がチーム全体にあったこと
でしょうか。
特に、直近のグランパス戦でよくやられていた相馬を、高尾＆小野瀬がしっかり抑えてほぼ仕事をさせなかったことはかなり効いていた
もちろん、逆サイドのマテウスには黒川＆ダワンが、中央の酒井には三浦が、それぞれ厳しく寄せほとんど仕事をさせませんでした。
それでも相手の猛攻が勢いを増した時間帯でも、先日のルヴァン鹿島戦で悔しい4失点となった一森が今節はスーパーセーブ連発で最後の砦となってくれました。
今節良かった点といえば、上記のような守備だけでなく、そこから①奪ってからの切り替え（ポジティブトランジション）と縦への強い意識や②セットプレー時の工夫ですね。
①奪ってからの切り替え（ポジティブトランジション）と縦への強い意識
今節、攻撃面で最も良かった点といえばこの部分ではないでしょうか。
ボール保持率では劣っていたガンバですが、奪うとすぐにチーム全体が押し上げ、縦への強い意識を感じました。
特にこれを支えていたのが、
- 前を向いて、前線にボールを供給できる強力なツーボランチ、ダワン＆齊藤
- そしてそのボールを受け、中に入ったりしながらタメを作る倉田＆小野瀬
- 最前線で距離感よく動きながらボールを引き出し、ときには裏抜けもするパトリック＆山見
- 最後尾から押し上げる黒川＆高尾
- 隙あらば最前線まで縦パスを入れる三浦（パトへのスルーパスはかなり良かった！）
でしたね。
というか、これほぼガンバ全員やないか。笑
それだけ、チームとして攻撃における狙いが共有され実行できていたという証拠だと思います。
その結果、OGを誘発した2点目や黒川の気持ち良すぎる3点目につながりましたね。
得点には至らなかったものの、そのほかにも惜しいシーンは今季で一番多かったです。
パトの裏抜けが2回、決定的ヘッドが2回、倉田のミドルが2回、山見のミドルが1回、…と僕が覚えているだけでも多くの惜しいシーンがあります！
②セットプレー時の工夫
また流れの中からだけでなく、セットプレーでも工夫が見られそこから先制点につながりました。
1点目のシーンですね。
右サイド後方から放たれた山見のボールにファーの三浦が競り合い、溢れたボールを昌子が弾丸シュートで蹴り込み、パトリックにあたってゴール。
このときのポイントは、入ってくるボールに対し名古屋の守備全体が下がりつつあるところに、こぼれ球狙いの昌子＆高尾が引いて待っているという点ですね。
混戦の中、全員が真正面から競り合ってゴールを狙うのではなく、一部の選手は引いてこぼれ球を狙う。
そしてこの工夫が功を奏し、得点に至ったというわけです。
この工夫は昨シーズンのセレッソ大阪戦でも得点に至ったパターンですね。（この時は、同じように引いてこぼれ球を狙っていた昌子のシュートがセレッソDFのハンドとなりPK⇨パトのゴールといった流れでした。）
その時の記事がこちら↓
またこの1点目のシーンだけでなく、少し後のガンバのCKの場面でも山見の低く速いボールに対し、ニアに飛び込んできた昌子がフリックしてゴールを狙う場面がありました。
細かいことではありますが、こういったセットプレー時の工夫が得点の確率を上げ大きなストロングになるのではないかと思います。
また攻撃面だけでなくセットプレーの守備面で言うと、前回のルヴァン鹿島戦でセットプレーから3失点もしてしまったいやな状況でした。
さらに今節は相手CKが10本もありましたが、セットプレーからの失点は無しで抑えられたのは修正ができている証拠としてポジティブな要素ですね。
G大阪 個人的MVP と 各出場選手評
ガンバリーマンが選ぶ、本日のMVP
本日のガンバ大阪MVPは パトリック選手 です！
今節のMVPは本当に悩みました。笑
迷った人全員をMVPにしたいところですが、敢えて一人に絞らせてもらうと個人的にはパトリックだなあと。
いつもに増して献身的な守備で走り回ってくれるのはもちろん、今日はパトの守備から奪うシーンも多かったように思います。
さらに肝心の攻撃面でも、相手DFのチアゴとバシバシに戦い、時には裏を抜け、時にはボールを受けてタメを作り、後ろが上がってくる時間を作る。
そしてなんといってもクロスが上がれば、強烈ヘディングをぶっ放す！
と大車輪の活躍だったように思います。
グランパスのスーパーGKランゲラックに、惜しくも止められてしまい複数得点には至りませんでしたが、最前線で脅威であり続けてくれました。
そして何より、フッサフサのお髭の中に白髪が混ざってきている年齢でも、連戦お構いなしにフル出場を続けてくれるタフさには頭が下がります。
今シーズンは相棒宇佐美がいない期間が長くなってしまいますが、本当に頼りにしています。
いつもありがとう！
ガンバリーマンによる、各出場選手評
MVPのパトリック選手以外の選手について、さらっとコメントします！
一森純
本日のMVP（二人目）。前回のルヴァン鹿島戦では悔しい4失点デビューとなっただけに、その悔しさを晴らすようにスーパーセーブ連発。特に試合終盤の猛攻にも落ち着き、GKはノーチャンスだった失点を除き試合を締めてくれた。果敢な飛び出しももちろん改善の余地がある部分もあるかもしれないが、誰にでもできることではないので結構大きなストロングに感じた。
黒川圭介
本日のMVP（三人目）。カタノサッカーの中で、最も成長している選手の一人であることは間違いない。縦への意識がめちゃくちゃ上がり、その上今回の逆足スーパーゴール。あまりにも完璧すぎて笑ってしまいました。笑
昌子源
ビルドアップ時に誰よりもチャレンジしている姿勢は好印象。ただ、相手に引っかかってしまったりする部分があるのでまだまだ期待。セットプレー時の判断の良さからのゴールはマジで気持ちよかった。あれはもう昌子のゴールでええやん？笑
三浦弦太
グランパスのワントップ酒井に対し、厳しく寄せ続け自由にさせなかった強さはさすが。それでいて決定機につながる縦パスも繰り出し、今日はかなり良かった。
高尾瑠
これまで散々ガンバがやられてきた相馬にほぼ仕事をさせず。攻撃でも小野瀬＆山見と連動し、積極的に攻め上がるところはガンバのストロング！
倉田秋
ボランチでゲームメイクに関わるより、その1列前でボールを受けてハタくほうが倉田に合っていることがわかった。ミドルのシーンではミートせず、横でフリーの高尾に出して欲しかった…。
ダワン
本日のMVP（四人目）。合流からあまり時間が経っていないにも関わらず、カタノサッカーのボランチとして目立たないながらもめちゃくちゃ効いていた。散らせる、奪える、競り勝てるとどっしりした安定感は期待感半端ない。これからのガンバを支えてくれそうな予感がしまくった。
齊藤未月
ダワンとのボランチコンビはやっと見つかったガンバの最適解に感じる。二人とも気が利き、奪えるし前へ運べる。レンタルでなく完全でお願いします。
小野瀬康介
今シーズンはシュートの意識が高く、今節はそれが顕著だった。得点には至らなかったものの、常にゴールを狙う小野瀬が帰ってきて嬉しい。
山見大登
本日のMVP（五人目）。全3得点に絡む活躍。守備でも積極的に走り相手のビルドアップを厳しく制限してくれるし、攻撃は言わずもがな。一人で仕掛けられる、3点目のシーンにあったような追い越す動きもサボらない、そしてセットプレーのキックも可能性を感じさせる。最高やないか！
石毛秀樹
やはり技術力があり、苦しい時間帯でファールをもらって落ち着かせたり気の利くプレーが多かった。あざす。
チュセジョン
今シーズンは途中出場でも強度ある守備や判断良くボールを散らすことができていただけに、失点シーンは悪いところが出てしまった。昌子のパスもあの場面でリスクを冒す必要はなかったかもしれないが、それでもあの奪われ方はあまりにも軽率すぎた。修正を期待。
ウェリントンシウバ
久しぶりの再会。ボールを持てば一人で抜きまくっていくドリブルは観ていてマジでワクワクするし、今節もらしさ全開であった。それだけでなく、奪われてすぐに追いかけ回す姿はグッとくる。
奥野耕平
奥野＆セジョンに替わってから、ガンバの勢いが目に見えて落ちてしまったことは課題。中盤を支配できる奥野を観たい。
福岡将太
慣れない右サイド起用で、危うくナイスアシストをしかけたシーンはヒヤッとした。競争激化のCBの中で、期待してます！
まとめ：久々のパナスタでのガンバクラップ！カタノサッカーの完成度が少しずつ上がってきた！！
前節のリーグ戦では、アビスパ福岡にチームとしての完成度の差を魅せつけられて敗れてしまいました。
そこからダワンというピースがハマることで一気に中盤が安定、後ろから最前線へのつなぎがスムーズになり、カタノサッカーの完成度がグッと数段上がったように感じました。
終盤の失点など、まだまだ修正すべきポイントはありますが、まずは複数得点でのホーム初勝利をしっかり喜びたいと思います。
今シーズンはまだまだ始まったばかり。
セレッソが謎の大暴れでフロンターレが敗れるなど、今シーズンのJ1は荒れそうなのでその荒波を制し、最終的には頂点にガンバ大阪が君臨していて欲しいですね。
ここからの連勝街道を期待し、今日は以上とします！
フォルツァ！！ガンバ！！！
今日の独り言
攻撃のガンバが帰ってきつつあって、ワクワク。
