おはようございます、ガンバリーマンです。
今シーズン始まって、試合を重ねるごとにチームの完成度を高め、明らかにここ数年とは違う姿を見せてくれているガンバ大阪。
リーグ第3節にして、直近6試合勝ち星なしでいろんな場面で悔しい思いをさせられている王者川崎フロンターレとの一戦を迎えました。
ここまで徐々に取り戻しつつあるように感じる強いガンバの姿が、幻でないかを確認するにはこれ以上ない相手ですね。
ここ最近やられっぱなしの相手に一泡吹かせてやれ!と思いながら応援していた今節を振り返りたいと思います。
※両チームに最大限のリスペクトを持っておりますが、敬称を省略させていただくことご了承ください。いち素人の感想として温かく見ていただければ幸いです。
悔しすぎるドローも王者を突き放す強さを魅せた!ガンバの選手、全員が躍動!
試合結果&スタッツ
試合結果 @パナソニックスタジアム吹田
G大阪 2-2 川崎F
1 前半 0
1 後半 2
得点者:[G大阪]山本悠樹 34′, 小野瀬康介 77′
[川崎F]宮城天 75′, レアンドロダミアン 90+5′
試合スタッツ
G大阪 | 川崎F | |
---|---|---|
40% | ボール支配率 | 60% |
5 | シュート | 10 |
0 | オフサイド | 0 |
16 | FK | 11 |
0 | CK | 5 |
0 | PK | 0 |
Y:1 , R:0 | 警告・退場 | Y:1 , R:0 |
スターティングメンバー
ポジティブレビュー
まず試合を通しての主なレビューはこんな感じ。
全体所感
- 前半は4-4-2でポゼッションを上回り、基本ガンバペースで圧倒!(ほんまにガンバか?)
- 後半は終始劣勢もゴール前のブロックは崩さず、全員の気迫で守る!
- 4-4-2⇨4-2-3-1⇨5-4-1とシステムを可変させながら試合をコントロール!(片さん好き。)
トピック
- 隙なく連動した4-4-2。川崎Fのビルドアップミスを誘うシーンも。
- そして効きすぎる齊藤未月。狩まくるし、運べる。(来てくれてありがとう)
- 相手クリアボールを山本の正確ボレーでゴールにブチ込む!(気持ち良すぎ)
- 攻めてはチャンスを演出し、守っては知念をバチバチに防ぐ黒川(最高!)
- 宇佐美&高尾の負傷交代、特に宇佐美は深刻そう…(まじで心配)
- 宇佐美&齊藤の交代、川崎F 家長の投入でガンバのボール保持できず
- しかし三浦&昌子を中心とした守備ブロック、全員の気迫で幾度のピンチも防ぎきる
- 一時同点ゴールを許すも、速攻でスーパーミドルを叩き込む小野瀬!(泣いた。)
- 勝ち点3目前も、一瞬の隙を許し追いつかれる…(くっやしすぎる!)
まず初めに、今節を終えた率直な感想を一言。
ちゃんとフロンターレを追い詰められるサッカーをしているガンバに喜びを隠しきれない。
勝ち点3が目の前にあっただけに、あのミスは悔しすぎて気持ちがぐちゃぐちゃよ。笑
まずは前半。
ホーム初勝利に向けて、対川崎Fのフォーメーションは4-4-2でした。
特徴的だったのは左から山本、倉田、齊藤、小野瀬の2列目ですかね。
昨シーズンまでであれば、左に倉田、ボランチに山本での起用が多かったですが、片野坂ガンバでは逆にすることで二人とも躍動しているように感じます。
倉田はボランチ起用されることで、持ち前のハードワークとボールを運べる力がより活かすことができて、完全に片野坂ガンバの中心になっていますし、
山本については、サイドやトップ下とゴールに近い位置で自由に動き回ることで、相手の怖いところばかりに顔を出しチャンスメイクが以前よりも増えました。
またそれだけでなく今節でシーズン2点目と得点力もアップしておりグングン頼り甲斐のある選手になってきましたね。
また、リーグ初先発となった齊藤未月が圧巻のプレーの連続で、とにかく狩って狩って狩りまくる。
前半16分の決定機などチャンスと見るやゴール前にも飛び出してくる躍動ぶりでした。
試合立ち上がりからガンバがボールを保持する時間が多かったですね。
さらに川崎ボールになっても前線からの連動した守備で奪い返す場面も多く、前半はほぼパーフェクトだったのではないでしょうか。
1-0でリードした状態で始まった後半、徐々に川崎Fがらしさをみせてきました。
特に潮目が変わったのは、宇佐美の負傷交代&齊藤の交代、そして川崎F 家長の投入ですね。
ここから家長を起点に、ほとんどの時間川崎Fがボールを握ることになりました。
ここ最近の川崎Fとの戦いは、ここから好き放題やられて結局終わってみれば大量失点という流れが多かったのですが、今日のガンバは違いました。
大きな違いは2つ。
- ゴール前はしっかりブロックを作り、ボールを持たれてもブロックに入れば弾き返せていたこと
- ガンバのDFだけでなく、MFも含めてこれまでにないほどの気迫を感じ、全員で身体をはった守備ができていたこと
今日のガンバは、フロンターレにボールを持たれても基本的にはゴール前では自由にさせることはほとんどなくしっかりブロックを作って守ることができていました。
その上、万が一ゴール前でピンチを迎えてもCBの三浦や昌子だけでなく、小野瀬や山本といったサイドの選手までゴール前で身体を投げ出してギリギリのところでブロックするシーンが目立ちました。
今日のガンバの選手全員から、とにかく”絶対にゴールを割らせない!”という気迫が出ていましたね。
そんな中でも、さすがは王者川崎フロンターレ。
途中出場の宮城選手に技ありのキックフェイントで小野瀬がかわされ、同点ゴールを許してしまいます。
ただ今年のガンバは何かが違う。
追いつかれてすぐに、途中出場のセジョン⇨奥野とつなぎ、最後は小野瀬のスーパーミドルですぐさま再度フロンターレを突き放しました!
開幕戦もやったけど、今シーズンは小野瀬がゴールすると泣きそうになる!
再びリードしてからは、4バックから5バック気味に変更することでガンバの守備ブロックをより強固にし、逃げ切りを図りました。
一度相手のヘディングがポストに当たる大ピンチはあったものの、それ以外は大きなピンチもなくロスタイムの時間も消費し、ガンバサポ全員が勝利を確信していましたね。
ただ一瞬見せた隙を、百戦錬磨の川崎F 小林悠につけこまれ痛恨の同点弾を献上してしまいました。
このときのプレーについて僕の考えは以下の通り。
ミスはもう取り返せないし、起こってしまったことはしょうがない。
誰か一人のミスではなく、サポも含めて全員のミス。
シーズンが終わった時には、今日の悔しさを笑えるようにここから圧倒的な結果を出していこう!
あの川崎F相手に勝ち点3というところまであと一歩だったので、この悔しさは言葉では言い表せないほど半端ないですが、これをバネにガンバがさらに強くなってくれることを願います。
G大阪 個人的MVP と 各出場選手評
ガンバリーマンが選ぶ、本日のMVP
本日のガンバ大阪MVPは 齊藤未月選手 です!
リーグ戦初先発となった今節で攻守に躍動し、特に前半のガンバペースの中心を担ってくれていました。
ボランチとして、攻守に渡り至る所に顔を出し、前線4人がプレスで相手のビルドアップを制限したところを齊藤が狩るといったシーンが目立ちました。
これにより前半のガンバ大阪の高いボール保持率が生まれ、1-0でリードする展開に持ってこれたのだと思います。
まだまだフルで戦い切るコンディションまでは持ってこれていないようですが、フル稼働してくれるときのことを想像するとワクワクしますね。
強いガンバには強いボランチがいました。
明神、今野、井手口といったガンバのレジェンドたちに負けない活躍を期待します!
ガンバリーマンによる、各出場選手評
MVPの齊藤未月選手以外の選手について、さらっとコメントします!
石川慧
批判の声も多いやろうけど、僕は応援している。あのミスは取り返しのつかない大きなものであった。ただあのミスで今シーズンの石川の活躍がなくなるわけでもないし、まだシーズン序盤で取り返すチャンスはいくらでもある。ここからヒガシを超えるくらいのGKになることを期待してます。
黒川圭介
何気に片野坂ガンバにかなりハマっている印象。今日はチャンスメイクに守備にと大躍動していた。大柄の知念相手に一歩も引かない守備で抑え切りつつ、山本と左サイドを切り裂いていく姿勢は気持ちよかった。
昌子源
三浦と共に、劣勢でも強固な守備ブロックで跳ね返し続けた。守備時の落ち着きは圧巻。あとはフィードの精度が完璧になれば文句なし!
三浦弦太
レアンドロダミアンをほぼ自由にさせず、流石のプレー。ビルドアップ時も相手のプレスをかわすシーンもあり、キャプテンの重圧から解放されて良さがでてきた!
高尾瑠
今節も攻守に渡り、ハイクオリティやった。山本のゴールもあそこに高尾がいたからこそやし、守備時も簡単には蹴り出さずうまく処理していた。ただ前半終了間際のチャナティップ(因縁)だけは抑えきってドヤ顔してほしかったな。
山本悠樹
ナイスゴール。片野坂ガンバになって、一列前でプレーすることで相手の嫌なところを突けるプレーが増えた印象。ゴール後のガッツポーズからの煽りは痺れた!
倉田秋
片野坂ガンバの中心となっている。幅広く顔を出しながらボールを運ぶ、それでいてリンクマンになっていてさすが。ただ後半に疲れが見え始めボールを失ってピンチの起点になるシーンも少しあった。
小野瀬康介
小野瀬のゴールは泣ける。片さんにうまく段取りしてもらうことで、ゴールに絡む回数が断然増えてそれが結果に結びついている印象。小野瀬のゴールはまじで泣ける。(2回目)
宇佐美貴史
前線で周りと連動しながら嫌なところに顔をだす。早くゴールが見たいところではあるが、今は怪我がひどくないことだけを祈る。
パトリック
今日は特にボールの収め役として効いていた。足元は器用でないはずが、うまく収めながら周りを活かしつつ最後はゴールに襲い掛かることで怖さがだせていた。
山見大登
後半なかなかボールが持てる時間がなく、ゴール前での怖さはだせず。ただ数少ないチャンスでも積極的な仕掛けはガンバの大きなストロングになっていた。
奥野耕平
川崎Fのスペースを消しつつ、チャンスとあれば最前線まで顔を出しに行く鋭さが日に日に増している印象。目立たないが相手にとってかなり嫌な選手になりつつある。
チュセジョン
今節はこれまであった守備の強度不足は感じられずしっかり川崎Fに対応してくれていた。それでいて小野瀬のゴールの起点となり攻撃でも見せ場を作った。
柳澤亘
高尾の負傷交代で緊急投入も、無難にこなすあたりさすが。時間が短く見せ場という見せ場はなかったが、きっちり自分の仕事は果たした。
福田湧矢
短い時間ながらも積極的に仕掛ける姿勢でガンバに勢いをつけてくれた。
まとめ:悔しさは残るが、決して悲観するような内容でない!
前半はパーフェクト、後半は劣勢ながらもブロックは崩さず追いつかれても再び突き放す。
ここ数年のガンバでは想像できなかった試合内容でしたね。
これほんまにガンバか?
多くのガンバサポがそう思ったのではないでしょうか。笑
それだけに勝ち切りたかった。
あと一歩のところでこぼれ落ちた勝ち点に対する悔しさは、僕は絶対に忘れません。
一部の選手に心無い誹謗中傷があると聞いていますが、僕としては選手が苦しんでいるとき、辛い時に支えてこそサポーターだと思っています。
ミスを真摯に反省して、次に活かし、そしてあのミスがあってよかったと思えるほどの結果を残せるようガンバサポ全員で支えていけならいいですね。
今日は以上。
今日の独り言
というか、内容で川崎Fと戦えるようになっているだけで期待以上の収穫なんよ。今シーズンは一味違う。