おはようございます、ガンバリーマンです。
前節は浦和相手に、ヒガ神降臨で貴重な勝ち点1をもぎ取ったガンバ大阪。
ただやっぱり残留争いから早く抜け出すため、そしてチーム状況が上向きになるためにも勝ち点3がほしいところ。
そんな中迎えた今節は、今季好調のサガン鳥栖をホームで迎える一戦となりました。
毎年秋になると謎のブーストが発動するガンバですが、”今年もそうであってくれ!”と願いながら応援していました。笑
それでは今節もポジティブに振り返っていきたいと思います!
※両チームに最大限のリスペクトを持っておりますが、敬称を省略させていただくことご了承ください。いち素人の感想として温かく見ていただければ幸いです。
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パナスタの11秒!チームの狙いがはっきり見え、エースが試合を決めた!!
試合結果&スタッツ
試合結果 @パナソニックスタジアム吹田
G大阪 1-0 S鳥栖
1 前半 0
0 後半 0
得点者:[G大阪]宇佐美貴史 10′
試合スタッツ
G大阪 | S鳥栖 | |
---|---|---|
39% | ボール支配率 | 61% |
8 | シュート | 10 |
1 | オフサイド | 1 |
15 | FK | 8 |
3 | CK | 3 |
0 | PK | 0 |
Y:0 , R:0 | 警告・退場 | Y:0 , R:0 |
スターティングメンバー&交代選手
スターティングメンバー
交代選手
46’ 岩崎悠人⇒酒井宣福(S鳥栖)
46’ 飯野七聖⇒小泉慶(S鳥栖)
56’ 白崎凌兵⇒小屋松知哉(S鳥栖)
67’ 福田湧矢⇒ウェリントンシウバ(G大阪)
67’ 倉田秋⇒小野瀬康介(G大阪)
67’ 仙頭啓矢⇒山下敬大(S鳥栖)
75’ キムヨングォン⇒佐藤瑶大(G大阪)
79’ 山本悠樹⇒奥野耕平(G大阪)
79’ 高尾瑠⇒柳澤亘(G大阪)
79’ 中野嘉大⇒大畑歩夢(S鳥栖)
ポジティブトピック 3つ
①やっぱり宇佐美のゴールが一番気持ちいい!最高の11秒カウンター炸裂!
試合展開としては、予想通りS鳥栖にボールを握られ続ける状況が続きました。
いつものようにサンドバックになりつつ、ヒガ神を中心に耐え続ける流れかなと思いましたが、今日は一味違いました。
今日のガンバにはチームとしての明確な狙いが大きく2つ見えました。
- 前線から連動した組織化された守備
- 素早い攻守の切り替えで、人数をかけたカウンター
ですね。
それぞれについては後ほど後述しますが、今シーズンなかなかチームとしてやりたいことや狙いが見えなかったガンバでしたが、今節はそれが明らかに改善されていました。
まだまだ試合展開でも圧倒することは難しいということは受け入れつつ、悪いなりにできることをチーム全員で実行するという姿勢は見ていて気持ちが良かったです。
そんな中生まれた宇佐美の先制点はW杯でベルギーにしてやられた”ロストフの14秒”にも匹敵するような最高の11秒カウンターでしたね。
この一連のカウンターには、いくつもの素晴らしいプレー、狙いが見えてひっさびさに気持ちのいいゴールでした。
- 鳥栖のショートコーナーに対し、東口がキャッチできるとみるやいなや走り出す山本
- 山本だけでなく、パト、高尾、倉田も猛ダッシュで駆け上がりカウンターに厚みを出す
- 前線に残っていた宇佐美は左に流れスペースを空けつつ、ボールを受ける準備する
- その宇佐美を活かすため、相手DFを引きつけるパトの斜めのラン
- 焦らず冷静に持ち運び、これ以上ないタイミングで宇佐美へ正確なピンポイントパスを供給する山本
- そのボールを落ち着いて正確にトラップし、ここしかないというコースにシュートを打ち込む宇佐美
- 万が一弾かれても寄せられるポジションどりするパト
上記のポイントを踏まえて、最高のカウンターをもう一度観てみましょう!
いやーもうこのカウンターはマジで気持ちよかった!!ガンバの選手の一人一人の能力が高い分、やっぱスイッチが入って連動した時のプレーは観ていてスカッとしますね。
②前線からの連動した守備&攻め込まれても跳ね返し続ける最終ライン!!
この日のガンバには今シーズンなかったチームとしての狙い、連動というものがありました。
その一つが、前線からの連動した守備であったり、攻め込まれても跳ね返し続けヒガシの神セーブを疲労させない守備でしたね。
最近の試合では、相手DFのビルドアップに対しパトや倉田などが一人でチェイスしに行ってかわされるシーンばかりでお世辞にも連動した守備ができているとは言えませんでした。
ただ今節は、後ろから積極的に繋いでくるS鳥栖のビルドアップに対し、ガンバの誰かがスイッチを入れて寄せた際には、周りの選手も連動して追い込んでいき、最終的には苦し紛れのロングボールを蹴らすことにより奪いきるシーンが何度もありました。
そして何よりよかったのは、中盤で山本や井手口を中心にセカンドボールを数多く回収できたこと。
これによりボールポゼッションは負けていても2次攻撃や3次攻撃まで受け続けるのではなく、逆にガンバのショートカウンターなどで相手陣内に攻め込むチャンスも作り出せて、攻撃に怖さを出すことができました。
また後半、S鳥栖がロングボール多めでほとんどパワープレーのような攻撃を繰り返してきましたが、CBの菅沼や佐藤を中心に徹底的に跳ね返し続けてくれました。
もちろんSBの藤春は持ち前の運動量で幅広くカバーしてましたし、途中出場の柳澤も競り合いでは負けることなく跳ね返してくれました。
まだまだ自分たちで長い時間ボールを持って攻撃を組み立てていくということはできませんが、割り切ってチームとして高い守備意識を持てたことは非常によかったと思っています。
③徹底したカウンター狙い!チーム全員で厚みのあるチャンスメイクを繰り返した!
もう一つ見えたガンバの狙いは、素早い攻守の切り替えからの厚みのあるカウンターですね。
そこから決勝点となる宇佐美のゴールが生まれました。
特に相手のセットプレーで守りきった直後の切り替えの早さやガンバ全体の狙いはものすごく見えましたね。
- 宇佐美のゴールに繋がったシーンでは、東口がキャッチする前に走り出す山本
- そして厚みを出すためガンガンに押し上げるパト、倉田、高尾
- 前半34分、相手FKをクリアしたボールに対し、素早く4人もの人数をかけて寄せる
- 前半42分、相手FKに対しオフサイドトラップを仕掛けつつそのままカウンターで5人が走り出す
- そしてフリーの宇佐美に正確なパントキックで繋ぐ東口
などなど
今節はチーム全員で奪いきってからの攻撃展開の早さを意識していることがビシバシ伝わってきました。
こんな風にガンバのやりたいことが見える試合はやっぱり観ていて楽しいですね。
本来は圧倒的な攻撃力で相手を叩き潰すガンバが観たいです。
ただ今はそれはできないと割りきって、できることに全員で取り組む姿勢は観ていて気持ちが良かったです。
G大阪 個人的MVP と 各出場選手評
ガンバリーマンが選ぶ、本日のMVP
本日のガンバ大阪MVPは 宇佐美貴史選手 です!
宇佐美が決めれば負けない今シーズン!今日もやってくれました。
前半10分のカウンターはもう説明不要。
アシストの山本&ゴールの宇佐美共に決して簡単なプレーではありませんでしたが、見事決めきってくれました。
それ以外のシーンでも、
- パトの競り合いのこぼれ球を拾いつつ、複数DFに囲まれても鋭いシュートで怖さをだす
- 54分のカウンターでは細かいタッチで完全に崩しきり、あわや2ゴール目の決定機を作り出す
- ボールを持てば多少囲まれ孤立していても、一人で打開できる確かな技術
- 前線からの守備だけでなく、最終ラインまで粘り強い守備でハードワーク
- 両チーム最多のスプリント25回
と、圧倒的な活躍を魅せてくれました。
もともとの能力の高さは誰もが認めるところだと思いますが、最近は弱点であったハードワークもいとわない選手になりつつあるのでより怖いそして頼りになるガンバの至宝に生まれ変わってきていますね。
ガンバサポはなんだかんだ言って宇佐美のゴールが一番好きだと思います。
これからもガンガン決めてくれることを期待します!
ガンバリーマンによる、各出場選手評
MVPの宇佐美貴史選手以外の選手について、さらっとコメントします!
東口順昭
DF陣の奮闘もあり、神セーブを発動する場面自体がありませんでしたね。今日はセーブというよりは、精度の高いパントキックや切り替えが早く的確なスローイングで攻撃の起点として大いに機能してくれました。
藤春廣輝
得意のオーバーラップで見せ場を作るシーンはありませんでしたが、安定した守備で無失点に貢献してくれました。藤春アシストのパトのヘディングゴールがそろそろ見たいな。
キムヨングォン
的確な読みでピンチの芽をつむ、そして正確なフィードで攻撃の起点となるプレーはやはり安定感抜群。チャンスにはつながりませんでしたが、前半7分のロングフィードは精度高すぎて笑ってしまいました。怪我が重くないことを祈ります。
菅沼駿哉
攻め込まれ続けても、ヨングォンや佐藤と共に終始相手の攻めを跳ね返す頼りになるCBです。身体をはってシュートブロックするシーンも。
高尾瑠
攻め込まれる展開が続き、得意の攻撃で持ち味が出せなかったですが終始安定した守備で無失点に貢献。いつのまにか眉毛剃った?笑
福田湧矢
やっぱり攻守ともにアグレッシブで、ガンバに勢いをもたらしてくれる貴重な存在であることを再認識。PA付近での積極的な仕掛けからのミドルは惜しかった!
井手口陽介
いい時の井手口が戻ってきつつある!さすがのカバー範囲でどこにでも井手口がいる状態が続いた。おかげでセカンドボールの回収も増え、攻め込まれそうになってもすぐに取り返すことも多かった。
山本悠樹
井手口同様セカンドボールの回収意識が高く、そして何よりカウンターでの起点となる意識が高かった。意識だけでなくプレーの精度も高く、その結果貴重な得点につながった。
倉田秋
前線からの厳しい守備だけでなく、カウンター時に切り替え早く前線まで駆け上がることで攻撃の厚みをだしてくれた。倉田キャプテンは結構好きです。
パトリック
圧巻の空中戦勝利率。なんなら競り合えば100%勝ってるんじゃないかってくらいすごかった。競り合いだけでなく、ポストプレーやスペースへのランもプレー精度が高くガンバのチャンスメイクで重要な存在やった。
ウェリントンシウバ
ドリブルをかなり警戒され、2人以上のDFを引き連れていた。そんな中でも突破を図れる個人技はやっぱりすごい。出場時間短めやったのでもう少し長い時間みたい。
小野瀬康介
攻め込まれる展開が多かったので得意の攻撃で持ち味を発揮しづらい状況でしたが、守備では身体をはってクロスを止めたりとしっかり活躍してくれました。
佐藤瑶大
ヨングォンの負傷交代で急遽出場の中、相手がロングボール多めでパワープレーに近い形で攻め続けてもことごとく競り勝ち跳ね返し続けてくれました。エアバトルに関してはJでも十分すぎる強さを持っていることを改めて証明しましたね。
奥野耕平
出場時間が短く、大きな見せ場はなし。無難に中盤のスペースを埋め、無失点勝利に貢献してくれました。
柳澤亘
佐藤同様、競り合いで跳ね返し続け終始安定した守備で無失点に貢献。逆サイドのシウバまで正確なフィードを出したシーンもあり、能力の高さを存分に発揮。
まとめ:今は理想とは程遠い。ただそれを受け入れてできることに全力で取り組むガンバは必ず強くなるし、もうすでにカッコいい!
試合内容は決して手放しで喜べるようなものではありませんでした。
ただ残留争い真っ只中の大事なときに、上位チーム相手に勝ち点3を取れたことはなによりも欲しかった結果でした。
そして勝ち点3が取れただけでなく、チーム全員の高い守備意識&徹底したカウンター狙いを体現し結果を出せたことは次につながる非常に重要な要素ですね。
今シーズンはチームとしての連動はほとんどなく個人技に頼りながら戦ってきましたが、やっと希望が見えてきた印象です。
まだまだ発展途上ではありますが、今後のガンバのサッカーに期待して今日はここまでとしたいと思います。
次は天皇杯!
今日の独り言
今回のカウンターはマジで気持ち良すぎて何回でも観れる。勝った次の日の朝は気持ちがええな。