おはようございます、ガンバリーマンです。
2020シーズンの1位&2位対決ではあるものの、昨年のリーグ戦、天皇杯決勝、ゼロックス杯と4連敗中で明らかにチームとしての完成度には差があるフロンターレ戦がやってきました。
ただ、勝負はいつも一発勝負。例え圧倒的王者のフロンターレ相手でも、ガンバも覚醒すれば十分勝てるぞ!と思いながら応援しました!
グランパスに完敗、セレッソにも勝ち切れずという悪い流れを断ち切るには絶好の相手との一戦を振り返りたいと思います。
※両チームに最大限のリスペクトを持っておりますが、敬称を省略させていただくことご了承ください。いち素人の感想として温かく見ていただければ幸いです。
フロンターレVS東口なのか?狙いは見えたがやはり厳しかった…
試合結果&スタッツ
試合結果 @パナソニックスタジアム吹田
G大阪 0-2 川崎F
0 前半 1
0 後半 1
得点者:[川崎F]レアンドロダミアン 41′ 三笘薫 76′
試合スタッツ
G大阪 | 川崎F | |
---|---|---|
37% | ボール支配率 | 63% |
6 | シュート | 14 |
0 | オフサイド | 1 |
9 | FK | 9 |
4 | CK | 8 |
0 | PK | 0 |
Y:1 , R:0 | 警告・退場 | Y:1 , R:0 |
スターティングメンバー&交代選手
スターティングメンバー
交代選手
70’ 山本悠樹⇒倉田秋(G大阪)
70’ 井手口陽介⇒矢島慎也(G大阪)
70’ ジョアンシミッチ⇒登里亨平(川崎F)
70’ 長谷川竜也⇒三笘薫(川崎F)
80’ 宇佐美貴史⇒チュセジョン(G大阪)
80’ 一美和成⇒チアゴアウベス(G大阪)
80’ レアンドロペレイラ⇒パトリック(G大阪)
87’ レアンドロダミアン⇒知念慶(川崎F)
87’ 脇坂泰斗⇒塚川孝輝(川崎F)
試合トピック 3つ
①名古屋Gと同様、本職でない右SBが完全に穴になってしまう
昨シーズンからリーグ/天皇杯/ゼロックス杯と、立て続けに目の前で制覇されて悔しい思いをしている相手、川崎フロンターレ。
チームの完成度としては明らかに負けていますが、一発勝負の試合では何があるかわかりません。
なかなか波に乗れないガンバにとって、その絶対王者に勝ってここからのシーズンを巻き返したいところでした。
が、結果はご存じの通り…。
まず、スタメン発表
おう、、このメンバーで行くのか…。ちょっと不安やな。
これが、僕の第一印象です。
右SBは本職でない佐藤君で、高尾はやっぱり未だ復帰せず。
なんなら、福田もおらんくなっとるやないかい!
そしてやっぱり小野瀬は前節の大阪ダービーでの負傷から復帰できず。
藤春、ヨングォンもいつまで経っても戻ってこんし、試合に出たら光るプレーを魅せる矢島やセジョンがなぜかベンチスタート。
ほんで、ウェリントンシウバはまたベンチ外…。いつになったら出すねん!
ごめんなさい。少々愚痴が多くなってしまいました。笑
ただガンバサポとしては、チームが今このメンバーでいくのがいいと判断したわけですから、選手や監督含むスタッフ達を信じて応援するしかない!
そう思いながら試合を観ていました。
いざ試合が始まってみると…
やはり川崎Fにボールを握られ攻め続けられました。
基本的には、ヒガシ、昌子、三浦の強固なブロックで耐え続けながら、ショートカウンターからの宇佐美の左足や黒川のクロスからのペレイラのヘッドなどいくつかチャンスもありました。
ただ、やはり本職でない右SBの佐藤のところがどうしても穴になってしまい、守備はもちろん攻撃面でも完全にウィークポイントになっていました。
- 1対1で簡単に抜かれる
→これは佐藤個人の責任が大きいと思う - ポジショニングが悪く、川崎Fの長谷川や三笘に裏に抜けられまくる
- サイドでボールを持った相手に全く寄せず、中で待ちがち
→SBの守備というより、本職CBの守備をしてしまっていたように思う - 攻撃時にボールを運べないorバックパスしてしまう
4つのうち、一つ目の項目については佐藤の個の力によるところが大きいと思います。
ですがその他の3つに関しては、もはや本職CBの大卒ルーキーに求めるのは酷かなと。。
それよりも、素人の目で見ても明らかに穴になっている右SBに対してなんの対策もせず、ズルズル2失点させてしまう監督/コーチ陣には今シーズンで一番イライラしてしまったかもしれません。
名古屋戦で右SB小野瀬のところを狙われたように、今回も本職でない右SBのところから明らかに崩れているのに何の対処もしない。
高尾、福田と信頼できるメンバーがいないのは仕方ないとして…
途中から右SBに三浦・右CBに菅沼ではだめだったのか。
右SBに佐藤を起用してみるのはいい。
ただうまくいかなかったときに何の対処もしないのはマジで意味わからん。
なぜ、名古屋戦の過ちをまた繰り返すのか…。
自分の大好きなチーム、選手たちを壊してしまっているようで宮本監督に初めてイライラしたり、悲しみがこみ上げてきてしまいました。
大卒ルーキーの佐藤も苦行のような90分間だったと思います。
②東口のミラクルセーブ&ナイスフィード、黒川の積極的な仕掛けだけが希望
あれだけ攻め込まれながらも大量失点しなかったのは、やはり今節も東口(神)のおかげですね。
前半19分、川崎FのCKでのシミッチのヘディングを止めたやつなんか
「なんでそれ止めれるの?」
と誰もが思ったと思います。
しかもあのシーン、セーブの直前に車屋か長谷川に東口は倒されてますからね。
倒されてからのあのセービングは、やっぱ神でしょ。笑
さらに今節はシュートステップだけでなく、足元の技術でも魅せてくれてました。
相手のロングボールを乾や柿谷のようなトラップでピタッと足元に止めたり、ビルドアップ時は正確なフィードで落ち着いてフロンターレのプレスをかわしたりと大活躍でした。
チーム最年長にして、セービングやフィードが年々成長し続けているヒガシ。ほんとに頼りになります。
そして、ヒガシだけでなく黒川も輝いてました。
ドリブルでガンガン仕掛けたと思うと、ペレイラやパトの頭にドンピシャのクロスを上げまくる。
今シーズン試合を重ねるたびに良くなってきていましたが、今節もさらに良くなってましたね。
スピードと体力でガンガンいく藤春とは違い、自分でスルスルっとボールを運べ足元の技術もしっかりしている黒川はどんどん頼もしくなってきました。
守備でもなにげに、左サイドから崩されるシーンもここ何試合か見ていないですしね。
③チームとしての武器がないなりに、勝機が全くなかったわけではない
右サイドから攻め込まれ、ボールを奪ったと思ったらすぐフロンターレに取り返され続ける苦しい戦いでしたが、勝機が全くなかったわけではありませんでした。
チームとしてはフロンターレを圧倒するのは現時点では現実的にできません。
そこを認識したうえで、攻め込まれながらもしっかり守り切り、数少ないカウンターのチャンスを決めきる。
そういった狙いで臨んだガンバ大阪でした。
かなり攻め込まれましたが、右SBの穴以外はしっかりブロックを作って防ぎきっていましたし、チャンスとしては、
- 奥野が奪ってショートカウンターからの宇佐美の左足
- 黒川のクロスからのペレイラのヘッド
- 井手口の胸トラップでの落としからの宇佐美の左足
- 一美のミドル
- 黒川のドンピシャクロスからのパトリックのヘッド
と、いくつかありました。
これのどれかを決めきっていればどうなっていたかわかりませんし、フロンターレに対して今ガンバができることはある程度できていたのではないかなーと思います。
もちろん、
- 右SBの修正
- ガンバの選手同士の距離感が遠い
- クロスをいれても、PA内に入ってくる人数が少ない
- 攻撃時に前線のサポートが少ない
など、改善しなければならない点は多々あります。
G大阪 個人的MVP と 各出場選手評
ガンバリーマンが選ぶ、本日のMVP
本日のガンバ大阪MVPは 黒川圭介選手 です!
前節は今後の期待込みでMVPに選ばせてもらいましたが、こんなにも早く期待に応えてくれるとは思ってもいませんでした。
今回は文句なしのMVPです。
左サイドから攻め込まれることもなく、それに加えて効果的な攻め上がりでドンピシャクロスを何本か上げたり、スピードあるドリブルでスルスルっと仕掛けてくれました。
ガンバで唯一フロンターレの脅威になっていたといっても過言ではないと思います。
最近のガンバにはいなかった、スピードもありつつ足元の技術がしっかりしている若手SBとあって、将来がめちゃめちゃ楽しみです。
藤春から不動の左SBを奪うくらいガンガン活躍してください!
ガンバリーマンによる、各出場選手評
MVPの黒川圭介以外の選手について、さらっとコメントします!
東口順昭
ミラクルセービングだけでなく、ロングフィードもいつもに増して冴えてた。間違いなく日本一のGKと思ってます。
昌子源
ビルドアップ時にいい縦パスが1,2本あったけど、危ないシーンを招いてしまう場面もあった。らしくない。
三浦弦太
ダミアンに完敗。得意の対人守備でダミアンにタメを作らせないようにしてほしかった。
佐藤瑶大
今節での苦行を糧に、今後レベルアップしてくれることを期待してます!
奥野耕平
期待以上に守備が効いていた。宇佐美の左足シュートのシーンは奥野のボール奪取から。良き。
山本悠樹
効果的なパスも増えてきたけど、山本はまだまだそんなもんじゃないと思うので物足りないです!
井手口陽介
さすがのボール奪取が増えてきて嬉しい!あとはチームとして中盤の距離感やPA内での迫力が増してください!
宇佐美貴史
振りの小さく速いシュートはさすがやけど、ほんまに決めてくれ。それでガンバは救われる。
一美和成
慣れない右WGで守備でのハードワークありがとう。タメも作ってくれたり、チームが悪いなりに頑張ってくれてた。
レアンドロペレイラ
少しずつフィットしてきてるけど、チームとして孤立させてしまっているのが申し訳ない。1点決めてくれれば波に乗ってくれそうなんやけどな。
倉田秋
ゴール前にガンガン顔をだす倉田をみたい。まだまだこんなもんじゃないはず。
矢島慎也
やっぱり試合に出たら、チャンスメイクしてくれる。先発でみたい。
チュセジョン
なぜ先発で使ってもらえないのか。私にはわからない。結果でツネさんを見返してください!
チアゴアウベス
今日は全く良さをだせず。出場時間短いからしゃーない。
パトリック
黒川のドンピシャクロスを決めきってほしかった…。
まとめ:サポーターは選手&スタッフを信じて応援し続けるしかない
フロンターレとの一戦は残念ながら、またもや完敗となりました。
サポーターとしては、宮本監督の狙いが見えないというところに一番フラストレーションが溜まっているのではないでしょうか。
僕もそうです。笑
ただ、チームの現状を一番理解しているのは選手や監督&コーチ陣であって、サポーターはそれを信じて応援し続けるしかありません。
「ガンバがシーズン序盤で不調なのは当たり前やな」くらいの気持ちに切り替えて、これからもガンバ大阪を信じて応援していきたいと僕は思います。
実際に最前線で戦ってくれている選手たちが、やっていて楽しい、俺たちは強いと思えるサッカーができますように。
今日の独り言
井手口の胸トラップでの落としのシーンはPKやろ。背中を膝蹴りされてるのに、なんであれがノーファールやねん。