おはようございます、ガンバリーマンです。
厳しい日程の中でも、なんとか戦い抜いてくれているガンバの選手&スタッフたち。
ACLではグループステージ最終戦で敗戦を喫してしまいましたが、リーグ戦ではここ4試合負けなしとチームの状況は少しずつよくなってきています。
ただ毎試合難しい試合が続き、楽な試合など一度もないのも事実。
今季の開幕戦では負けてしまったヴィッセル神戸にはもう負けられない。
その時の借りを返すべく、望んだ今節を振り返りたいと思います。
暇つぶしにでもお付き合いください。
※両チームに最大限のリスペクトを持っておりますが、敬称を省略させていただくことご了承ください。いち素人の感想として温かく見ていただければ幸いです。
「DAZNの契約してねーや」なんて人はいないと思いますが、万が一いたらもったいない!
ここからのガンバの反撃が観られないなんて…。
もちろんガンバ以外のJリーグ、プロ野球、バスケ、F1、…と盛りだくさんなんでまだの人はぜひ!
イニエスタと古橋がいなくても強い ただガンバも確実に良くなってきた!
試合結果&スタッツ
試合結果 @パナソニックスタジアム吹田
G大阪 1-2 V神戸
1 前半 2
0 後半 0
得点者:[G大阪]パトリック 19′
[V神戸]ドウグラス 26′, 田中順也 31′
試合スタッツ
G大阪 | V神戸 | |
---|---|---|
44% | ボール支配率 | 56% |
11 | シュート | 7 |
2 | オフサイド | 3 |
13 | FK | 11 |
6 | CK | 4 |
0 | PK | 0 |
Y:1 , R:0 | 警告・退場 | Y:0 , R:0 |
スターティングメンバー&交代選手
スターティングメンバー
交代選手
59’ 一美和成⇒宇佐美貴史(G大阪)
67’ 田中順也⇒藤本憲明(V神戸)
67’ 中坂勇哉⇒井上潮音(V神戸)
74’ チュセジョン⇒山本悠樹(G大阪)
74’ 奥野耕平⇒倉田秋(G大阪)
79’ ウェリントンシウバ⇒レアンドロペレイラ(G大阪)
79’ 三浦弦太⇒矢島慎也(G大阪)
79’ ドウグラス⇒フェルマーレン(V神戸)
79’ 郷家友太⇒増山朝陽(V神戸)
89’ セルジサンペール⇒山川哲史(V神戸)
試合トピック 3つ
①悔しいが今は神戸の実力が上 そんな相手に戦えるようになってきた!
今節も3-4-2-1の3CB&2シャドーを採用。
スタメンで特徴的だったのが、
- 昌子は不在で、中央ヨングォン、左菅沼、右三浦の3CB
- セジョンのスタメン復帰
ですかね。
昌子はおそらく連戦での疲労を踏まえたローテーションだと思います。
左サイドで高い位置まで運べるヨングォンをセンターで起用はどういった意図があったんですかね。
案の定、左サイドからのビルドアップで後ろからの良さをチームとして出せていなかったので、途中で左ヨングォン、中央菅沼に変更してましたね。
やっぱり左にヨングォンがいてくれたほうが安心する。
そしてなんといってもセジョン!
ACLでは外国人&アジア枠の都合上登録外、そしてリーグ戦が再開してからも不在が続いていました。
強かった時の遠藤&明神、遠藤&今野のような絶対的なボランチがいない今のガンバで、その役目を担ってくれそうな役者です。
ただ、ガンバデビュー直後のようなプレーがあまり魅せていられなかったのも事実。
今節ではらしさ全開のロングフィードを随所で魅せてくれて、ここまで溜めていた力を発揮し始めてくれました。
今後に大いに期待ですね!!
ここからは試合全体の中で気になったところをピックアップしたいと思います。
- シンプルにゴール前へクロスをいれる攻撃は良かった
⇨そこからのパトのゴールが生まれた - パトへ放り込むだけでなく、シウバのドリブルや小野瀬の正確クロス、矢島のループパスやそこまでの崩しなど攻撃のバリエーションがでてきた
- 左WBの黒川が裏まで走り切らず立ち止まることが多いのでもったいない
- 2失点とも、クロスやCKに対する守備が甘すぎる
⇨前節のA福岡戦からクロスボールに対する守備が課題 - 攻撃は確実に改善されている、あとは決めるだけ(特に宇佐美)
パトが決めて、前半26分に追いつかれるまではなかなかリズム良く試合を進めていられたのですが、そこからは好調V神戸にうまく試合をコントロールされてしまった印象です。
特にV神戸のアンカーのサンペールのところにつく人がおらず、割と自由にボール配給させてしまったのが一番の原因でしょうか。
今は完全に神戸が格上。
その実力通りの結果となってしまいました。
ただ今シーズン苦しんでいる攻撃面では、試合序盤や終盤には何度もチャンスをつくりあと一歩のところまで行きました。
個人的には、格上相手にチャンスを作り出し希望を魅せてくれるようになっただけでも嬉しいです。笑
大きな課題としては、クロスボールに対する守備ですね。
A福岡戦では失点こそしなかったものの、クロスボールから何度も惜しいシーンを作られていましたし、今節では2失点してしまいました。
日韓代表級のCBを揃えていても、クロスボールに対してボールウォッチャー気味になって身体を寄せられなければ失点してしまいます。
そこはチームの守備として改善してもらいたいですね。
そして攻撃面ではシュート数で相手を上回り、最後の宇佐美のボレーなんかは絶対に入ったと思いました。笑
惜しいところまではきている、あとは決めるだけ。
次節は複数得点での勝利を期待したいです!
②藤春、福田、高尾帰ってきてくれー!
サイドの人材が軒並み負傷で不在の状態が続いています。
今は基本的に左 黒川、右 小野瀬でなんとか凌いでいますが、彼らを酷使してしまうとそれはそれで故障につながる恐れもある難しい状況です。
あと苦しい点で言えば、黒川の裏抜けが少なすぎる点です。
例えば左サイドのヨングォンや山本、シウバがボールを持った時に、その場で立ち止まって受けようとすることが多く、縦へ走り抜ける場面がほぼないです。
そのせいで、相手の右SBを押し下げたり、ボール保持者のためのスペースを空けることができず攻撃が詰まってしまうシーンがよくみられます。
非常にもったいないです。
藤春、福田であれば走り抜けてくれるであろうシーンでも裏へ走らない。
なかなかのスピードを持っているのにそれを活かしてくれないのでモヤモヤしてしまいました。
期待している選手なだけに、ここからもっとガンガンいってくれることを期待します。
そして、藤春、福田、高尾。早く帰ってきてくれ。笑
③ウェリントンシウバのイエローをもらったシーン、気持ちの熱さは伝わった!
最後のポイントはシウバがイエローをもらったシーンです。
相手ゴール付近で、パトと菊池が交錯して倒れた場面。
何を言っていたかはわかりませんが、多少言い合いになったところで、全然関係のないシウバがガチギレで飛んできました。笑
良くも悪くもああいった場面で大人しいガンバ大阪の選手たちですが、イエロー覚悟で熱い気持ちを魅せてくれたシウバにはかなり好印象を持ちました。
ACLでのチェンライ戦で菅沼がイエローをもらったシーンや、東口がアフターチャージされて激おこする昌子など、こういったチームのために熱い気持ちを態度で示してくれる選手は貴重だと思います。
もちろん普通に考えればカードなんか貰わず大人の対応をするのが正しいのかもしれません。
ですが、それでは舐められてしまい心理的に負けてしまう場面もあるかと思うので、致命的でない限りはカード覚悟で気持ちを大胆に表現することも大切ですね。
そういった姿勢が周りの選手たちを鼓舞して、結果チームに熱い想いが伝播する。
そして結果としてチーム全体が一つにまとまって勝利に近づくはずです。
G大阪 個人的MVP と 各出場選手評
ガンバリーマンが選ぶ、本日のMVP
本日のガンバ大阪MVPは ウェリントンシウバ選手 です!
ACLからどんどんコンディションを上げてきており、今節ではほぼフル出場でなんどもワクワクさせる仕掛けを繰り返していました。
そしてなんといっても先取点につながったクロスですね。
左サイドでボールを持つと、相手DFは迂闊には飛び込めない状況を作り出し、タメをつくってから早めのクロスをいれる。
そしてそれがパトの得点につながりました。
外の黒川には目もくれず、左サイドからゴール一直線にドリブル&ワンツーで切り込んでいく姿は本当に頼りになる怖さがあります。
試合を重ねるごとに良さを出せるようになってきているので、ここからさらに大暴れしてくれそうですね。
個人的には熱い気持ちを隠さずあらわにするところも大好きです!
ガンバリーマンによる、各出場選手評
MVPのウェリントンシウバ選手以外の選手について、さらっとコメントします!
東口順昭
2失点はノーチャンス。ドウグラスのヘッドや、左足のシュートは防いだのは神。
キムヨングォン
CB中央からでも良いパスを出してくれていたが、やはり左に入ってからの安定感がさすが。
菅沼駿哉
地味に力強い守備でチャンスを潰していた。ナイス。
三浦弦太
2失点目は田中順也をフリーにしてしまっていた。小野瀬とどちらかがついていて欲しかった。
黒川圭介
酒井高徳に崩されたり、攻撃面ではリズムを止めてしまっていた印象。次節以降に期待。
奥野耕平
ショートカウンターの起点となるボール奪取がいくつかあった。ボランチの最有力候補。
チュセジョン
久しぶりの出場でらしさ全開の正確なフィード多数。ここからも頼みます。
小野瀬康介
疲労が心配。WBではなく、シャドーでみたいなあ。
一美和成
パトの得点のシーン、一美のニアへの走り込みが一番効いていた。ナイス。
パトリック
9戦9得点と好調キープ。矢島のループパスを胸トラップからのシュートはまじで惜しかった。
宇佐美貴史
攻撃のリズムを作り出していた。神戸キラーとしてラストのボレーは決まったと思った…。ほんまにあとは決めるだけ。
山本悠樹
あまり目立ってはいないが地味にリズムを作っていた。
倉田秋
倉田が動き回ることでガンバの中盤に厚みが出る。ボランチ固定でお願いします。
レアンドロペレイラ
徐々にフィットしてきた。ウェリントンシウバとセットで見たい。
矢島慎也
宇佐美投入でリズムが良くなり、矢島あでさらに加速した。パトへのパスが決定的やった。
まとめ:格上相手に悔しい敗戦も攻撃では迫力が出てきた!
チャンスを作り出せながらも最後の最後で決めきれず、今シーズンはV神戸にダブルされる結果となりました。
全体的にV神戸に試合をコントロールされつつも、試合終盤では怒涛の攻めを魅せたガンバ大阪。
ACLを経験して、チームとしてのまとまりは確実に高まっています。
まだ降格圏という厳しい状況ではありますが、ここからの連戦にも期待はできる一戦になったのではないでしょうか。
次もホームでの試合です。
強敵鹿島アントラーズに勝利できるよう、サポーターも一丸となって応援しましょう!
今日の独り言
オリンピック始まりましたね。堂安と谷と林大地の活躍を期待してます!