おはようございます、ガンバリーマンです。
ACL第3戦、タイ代表のチェンライユナイテッドFCとの一戦です。
同じグループHの中では、韓国代表 全北現代との首位争いで優位に立ちたいガンバにとっては勝ち点3を取らなければならないところです。
ただ簡単に勝てる試合などひとつもありません。
過密日程の中でターンオーバーしつつも、勝ち点3もとりきる。
そんな難しい一戦だった今節を振り返りたいと思います。
※両チームに最大限のリスペクトを持っておりますが、敬称を省略させていただくことご了承ください。いち素人の感想として温かく見ていただければ幸いです。
ちなみに、まだDAZN契約してなくてACL観てない…。って人はもったいない!
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ターンオーバーでよく攻めたが追加点決めきれず 痛恨のドロー
試合結果&スタッツ
試合結果 @ブニョドコルスタジアム
チェンライ 1-1 G大阪
0 前半 0
1 後半 1
得点者:[G大阪]レアンドロペレイラ 47′
[チェンライ]ビル 90+4′
試合スタッツ
チェンライ | G大阪 | |
---|---|---|
47% | ボール支配率 | 53% |
6 | シュート | 8 |
4 | オフサイド | 1 |
19 | FK | 14 |
9 | CK | 6 |
0 | PK | 0 |
Y:3 , R:0 | 警告・退場 | Y:2, R:0 |
スターティングメンバー&交代選手
スターティングメンバー
交代選手
35’ 小野裕二⇒一美和成(G大阪)
70’ ウェリントンシウバ⇒奥野耕平(G大阪)
70’ 黒川圭介⇒小野瀬康介(G大阪)
80’ 塚元大⇒井手口陽介(G大阪)
80’ レアンドロペレイラ⇒パトリック(G大阪)
※チェンライ側の交代選手除く
試合トピック 3つ
①基本の3-4-2-1採用は変わらず、スタメン10人入れ替え&倉田キャプテン!
中2日での連戦が続くACLを戦っていくためには、総力戦で出場選手たちのコンディションを維持すること&回復させることが重要です。
そんな今節は前節からキムヨングォンを除き、スタメン10人を入れ替えてターンオーバーをして臨みました。
そしてゲームキャプテンは倉田。
倉田がハードワークでチームを引っ張っていく姿が大好きなので、僕は倉田キャプテンが一番いいと思っています。
いざ試合が始まってみると、なかなかリズムよく攻めておりあとはフィニッシュで決めきるだけ!といったシーンが多かったですね。
- いつものレギュラーではなく、出場機会の少ないメンバーであること
- 同じくACLを戦っているセレッソがターンオーバーで勝ち点を落としていること
などから、多少の不安はありましたが「これはいけそう!」と思いました。
特に大怪我から復帰後、初先発となった小野は泥臭くそして激しく熱いプレーを魅せてくれ、なんどもチャンスに絡んでました。
だからこそ、前半途中に負傷退場したのはものすごく残念でした…。
「(ここまで出番がない福田と川崎は)ケガとかではない。(福田)湧矢はこっちに来てちょっと違和感もあった。連戦で高尾が痛んだり、藤春も2戦目で…。小野も少し張ってきた感じがあるので交代させた。(今大会中の復帰が難しい選手は?)コンディション次第ですね。無理はさせたくないけど、まだ…。最終戦まで時間もある。どこでどうするかは考えたい」
G大阪・松波監督 ACL前半戦、2位ターンなど総括 「DFラインの背後を狙えるようになってきた」;スポニチアネックス
上記の通りここまでのACL3戦を総括した松波監督のコメントの中で、「選手の復帰はコンディション次第」とあったので大きな怪我ではなさそうですが…。
小野は本当に頼りになる選手なので、長引く怪我でないことを祈っています。
前半はかなり相手ゴールを脅かしましたが、結局ゴールを奪えないまま折り返しとなりました。
後半になって立ち上がりすぐに、右CB佐藤のナイスクロスからレアンドロペレイラ!!
やっとゴールが決まり、とりあえずほっとしましたね。
しかも、川崎F戦でボコボコにやられたり、ビルドアップで明らかにリズムを止めていたりと、今シーズン苦しんでいた大卒ルーキー佐藤からのナイスクロスで得点に至ったことは本当に嬉しかったです!
まだまだヨングォン、昌子、三浦には到底及びませんが、ポテンシャルの高さは大いに期待できるモノを持っていると思うので、この調子でどんどん成長して欲しいです。
そこからは追加点が奪えず、逆に攻め込まれるシーンも増え、ラストプレーでの同点弾を浴びてしまうことになりました…。
深夜に一人、落胆しました。がっくし。
②試合終了間際のラストプレーで失点… 敗因は決めるべき時に決めなかったこと!
ラストプレーでの失点で、あとちょっとのところで勝ち点3のうち2がスルリとこぼれ落ちてしまいました。
ラストプレーでの失点は絶対に許してはいけないモノでしたが、やっぱり何があるかわからないのがサッカーです。
そのために「決めるべき時に、しっかり決めきって試合を決定づけること」が必要でした。
ではなぜドローになってしまったのか、試合を決めた3つのポイントについて考えたいと思います。
- 失点シーンに絡んだヨングォンは戦犯か
- 交代が遅いという声があるがどうか
- スタメンのクオリティーはどうだったか
①失点シーンに絡んだヨングォンは戦犯か
まずこれについての僕の見解は、あの失点はヨングォンのミスといえるようなものではない ということです。
確かに相手のシュートがヨングォンに当たったことでボールが相手選手に渡って失点に至ってしまいましたが、ヨングォンにとってみればあれは防ぎようがなく事故みたいなモノだったと思っています。
むしろヨングォンは、唯一前節からのスタメン連続出場&慣れない3CBの中央にも関わらず、数少ないクオリティの高いプレーを発揮していた存在でした。
相手FWを弾き返す心強い守備や、最終ラインから攻撃の起点となるボール運びや鋭いパスといったビルドアップと今節のガンバを一人で支えていたと言っても過言ではないかもしれません。
そんなヨングォンを責めるのはお門違い。責めるべきはチャンスがあったにも関わらず複数得点ができなかった攻撃陣ですね。
②交代が遅いという声があるがどうか
これに関しての僕の意見は、「今節しかないのであれば交代は遅いと思う。ただここからのACL、さらには直後のJリーグを勝っていくためにはできる限りターンオーバーをするのは当然。」です。
確かに、後半の途中から明らかにガンバの選手たちの運動量が落ち、攻め込まれるシーンが増えていました。
いつもならばすぐにでも選手交代によりフレッシュな選手を投入し、リズムを取り戻しに狙うのが普通ですが、今回は中2日の連戦です。
できる限り主力は休ませて次の試合に備えさせる。
例え一点差というギリギリ勝っている状況でもリスクを冒して選手たちのコンディション回復を優先するのは戦術的にありだと思います。
その結果、試合ラストプレーでの失点で痛恨のドローとなりましたが、そこはリスクを冒した代償としてしょうがないものと諦めるしかありません。
切り替えて残りのグループステージ3試合を勝てばいいだけです。
逆に主力を早めに出場させていたとしたとしても、追加点を奪えたり、失点しないとも限らないので、中途半端にターンオーバーやり切れないよりかは、今回のように割り切ってしっかりターンオーバーする方がいいと思います。
③スタメンのクオリティーはどうだったか
これに関しては言葉を選ばずにいうなら、「終始戦えていたのはヨングォン、小野、倉田、菅沼くらい。あとの選手は控えたる所以がわかるプレーだった」というところでしょうか。
ヨングォン、小野、倉田、菅沼についてはそれぞれが自分の持ち味をだして、ガンバの攻撃&守備を支えているプレーばかりでした。
ただその他の選手については、やっぱり物足りないところが多かったように思います。
今シーズン序盤に輝いていた黒川&塚元は静かになってしまっていましたし、山本も昨シーズンのような光るプレーがなかなか見えませんでした。
ペレイラは1点こそ決めたものの、周りの選手とゴールまでのイメージが共有できている(どんなボールを要求しているのか伝わっている)とは言い難いですし、ウェリントンシウバについてはドリブルでワクワクさせるプレーはあるものの黒川とのコンビネーションは皆無です。
守備陣においても、佐藤は不用意なチャレンジで数的不利の場面やセットプレーを与えてしまうことも多く、石川については相変わらずキックの精度やクロスボールの処理が東口と比べると大きく見劣りしてしまいます。
ネガティブなことばかり書いてしまいましたが、特に前半は一人一人ものすごくいいプレーも多く、あとはゴールという結果だけ!というところだったので本当に悔しいです。
まだまだ続くACLや、Jリーグ、天皇杯、ルヴァン杯を勝ち切っていくためにはガンバの総力戦となり、控え組たちの力も必ず必要になってきます。
みんなのプレーはまだまだこんなもんじゃない。なんならレギュラー組よりいいプレーしてやんよ!くらいの意気込みでガンガンやっていって欲しいです。
③痛恨のドローをどう捉えるか、考えてみた。
試合終了間際での失点で痛恨のドローについては、切り替えていくしかない!ということで、、、
終了間際の失点はメンタル的にかなりキツかったですが、今後の戦いについて改めて考え直してみると、それほどダメージはないように思えてきました。理由は以下の通りです。
- 今回勝っていたとしても、結局最後の全北現代には勝つことが必要だった
- むしろ負けることなく、気を引き締めることができるいい機会となった
- しっかりターンオーバーもできたので、グループ後半戦を戦いやすくなった
まず、チェンライーG大阪戦の直前に行われた試合で、全北現代が9-0でタンピネスを下しました。
これにより、全北現代と勝ち点で並んだ場合は得失点差でグループ1位でとることはかなり困難になったということですね。
ですので、結局今回の試合に勝っていたとしてもどっちにしろ最終戦の全北現代には勝つしかなかったのです。
つまり何にも変わりませんね。
また今回嫌な形で引き分けにされたことによって、ガンバ大阪の選手たちの意識は確実にピリッとしていると思います。
今後の戦いに対し、改めて気を引き締めて、勝利にこだわったプレーをしてくれると信じています。
最後に、今節にてターンオーバーをしっかりやれたことによりグループステージの後半戦を戦いやすくなったようにも思います。
残るグループステージ3試合を全勝する準備はできたと思うので、必ずや勝ち点9をここから積み上げてグループ一位通過してくれると信じています!
G大阪 個人的MVP と 各出場選手評
ガンバリーマンが選ぶ、本日のMVP
本日のガンバ大阪MVPは 小野裕二選手 です!
前半30分あたりで負傷交代してしまったので出場時間は短かったですが、その中でも怪我復帰明けとは思えないようなハードワークで果敢にゴール前で痺れるプレーをしてくれていました。
今シーズンのガンバに足りない熱い気持ちを全面にだしたプレーは周りの選手たちにも必ずいい影響を与えてくれるものだと思うので、軽症ですぐ戻ってきてくれることと信じています。
ガンバリーマンによる、各出場選手評
MVPの小野裕二選手以外の選手について、さらっとコメントします!
石川慧
ヒガシと比べるとどうしても…。ただクロスボールのパンチングはセーフティーで良かった。
キムヨングォン
さすがの安定した守備とビルドアップ。この試合で一番頼りになる存在やった。
菅沼駿哉
石川が接触された時の漢気プレッシャーはかっこよかった。イエローなど気にしなくていい。
佐藤瑶大
一部守備時のチャレンジ失敗で大ピンチを招いてしまっていたが、今後に期待。特に攻撃参加は確実に前より良かった。
倉田秋
キャプテンとしてのボランチ起用はかなり良かった。運動量が多いから、今のガンバのボランチに合う。
山本悠樹
まだまだ昨シーズンのプレーに比べると物足りなさは否めないけど、随所に光るパスあり。まだまだこんなもんじゃない。
黒川圭介
ウェリントンシウバと合えば爆発しそう。クロスの質がもうちょっとよくなると最高。
塚元大
ちょっと前の輝きが減っている。もっとわがままに仕掛ける姿が見たい。
ウェリントンシウバ
ボールを持った時のワクワク感はさすが。あとは得点だけやね。
レアンドロペレイラ
先取点はさすが。ただ周囲にペレイラの要求が共有されているのかが不安になる。
一美和成
小野とはまた違う魅力の右シャドーやった。あとは得点に期待。
奥野耕平
今節はあまり目立てず。いつも地味に重要なポジショニングをしっかりやり切るところが好き。
小野瀬康介
今回は途中から左サイドへ。その器用さ&上手さがさすが。
井手口陽介
時間も短く、あまり躍動しているところが見られず。
パトリック
ターンオーバーもあるけど、理想を言えばもっと早くの時間からパトをみたかった。
まとめ:痛恨のドローもやることは変わらない 勝つだけ
前述の通り、今回のドローを踏まえて今後のグループステージ残り3試合について考えましたが、結局3戦全勝するしかないことがわかりました。
元々からやることは変わらない。むしろ気を引き締め直したり、ターンオーバーができたことをプラスに捉えて、折り返しのグループ後半戦を戦っていきましょう!
ではまた。
今日の独り言
DAZNの倉田特集はやっぱええな。10番としての倉田のプレーは大好きやで。ヒーローになってくれ!