ガンバ大阪

J1 第14節 vs浦和R@パナスタ レビュー

おはようございます、ガンバリーマンです。

衝撃の監督交代からの初陣。

ツネさんのためにも、とにかく内容はいいから何が何でも勝ち点3が欲しい試合で迎えたナショナルダービーでした。

今シーズンは有能監督リカルドロドリゲス&スーパー助っ人ユンカーの活躍により、ズッ友だったはずの浦和Rには差をつけられていますね。

どんなメンバーで来るのか、選手たちはどれくらい気持ちを見せてくれるのか。

そう思いながら応援した今節を振り返りたいと思います。

※両チームに最大限のリスペクトを持っておりますが、敬称を省略させていただくことご了承ください。いち素人の感想として温かく見ていただければ幸いです。

立ち上がりは気持ちも見えたが、いつの間にかいつもの低調なガンバに。

試合結果&スタッツ

試合結果 @パナソニックスタジアム吹田

G大阪 0-3 浦和R

0 前半 3
0 後半 0

得点者:[浦和R]キャスパーユンカー 16′, 40’ 田中達也 20′

試合スタッツ

G大阪浦和R
58%ボール支配率42%
11シュート10
2オフサイド1
11FK11
6CK1
0PK0
Y:0 , R:0警告・退場Y:1 , R:0

スターティングメンバー&交代選手

スターティングメンバー

交代選手

46’ チアゴアウベス⇒塚元大(G大阪)
46’ 一美和成⇒レアンドロペレイラ(G大阪)
56’ 小泉佳穂⇒山中亮輔(浦和R)
56’ キャスパーユンカー⇒杉本健勇(浦和R)
67’ 阿部勇樹⇒伊藤敦樹(浦和R)
67’ 武藤雄樹⇒興梠慎三(浦和R)
71’ 宇佐美貴史⇒パトリック(G大阪)
78’ 倉田秋⇒ウェリントンシウバ(G大阪)
78’ 井手口陽介⇒チュセジョン(G大阪)
79’ 田中達也⇒関根貴大(浦和R)

試合トピック 3つ

①少しずつだが気持ちがこもったプレーとゴールに向かう姿勢が見えてきた

暫定ではあるものの松波体制に代わっての初戦です。

宮本ガンバの成績が奮わず急な監督交代となりましたが、責任を感じている選手も多いのではないでしょうか。

プレーするのは選手で、勝てないことで責任が回ってくるのが監督。

前の試合で自分が点を決めていれば、ツネ(宮本)さんがもしかして監督やっていたかもしれない

塚元大選手コメントより

そんな今節はどんなメンバーで来るのか、そして選手たちは気持ちを前面に出してプレーしてくれるのか

なんて思いながら、DAZNの前でソワソワ待っていました。

スタメン発表では、今までどちらか一方は必ず先発していたパト&ペレイラはともにベンチスタートで一美が最前線。

僕は好きなんですが今シーズンあまり見せ場を作れていないチアゴが右WGで、前節同様右SBは奥野

そして中盤には、鋭いチャンスメイクを魅せてくれる矢島が先発となりました。

いざ試合が始まると、…

ガンバリーマン

お、松波さんが言ってたようにシンプルにゴールに向かう姿勢や所々気持ちの入ったプレーが見えてなんか今日良くない?

なんて思って、試合序盤はかなりワクワクしましたね。

宇佐美は隙あらば鋭いひと振りでミドルシュートをバシバシ打っていましたし、一美もワントップながらボールを納めたり仕掛けていったりと積極的にプレーしてくれていました

そしてなんといっても僕的には久しぶりにトップ下での起用となった倉田がかなり効いていたように見えました。

相手のSBの裏に積極的に走りこんでボールをもらったり、時には引いてボールを持ったと思ったらアーリークロスを入れてシンプルにゴールを狙いに行ったりと完全に倉田がガンバのリズムを作っていました

ガンバリーマン

ツートップが前線で孤立するくらいなら、ワントップにして中盤を一人増やすほうがガンバには合ってるなー!

と、倉田のトップ下の動きを見て思いましたね。

ただ、ユンカーや田中達也に立て続けにゴールを決められ、前半30分頃以降にチアゴの代わりに右WGに入ってからは倉田もなかなかボールに絡みにくくなり、それとともにガンバのリズムも悪くなっていきました。

前半のうちに3失点してしまったので浦和も無理に攻めて来ず、ブロックをしっかり作られたガンバはなかなかゴール前に近づけず、時間だけが過ぎていきましたね。

試合を通して、気持ちのこもったプレーを魅せてくれた選手は思ったより多くはなかったですが、倉田、一美、宇佐美、塚元あたりが積極的に気持ちを前面に出してくれていたように思います。

少しずつでも気持ちを前面に出したプレーをしてくれる選手が増えていけば今の状況も変わっていきそうですね。

②代償として、今シーズンワーストの3失点。唯一の武器である守備が崩壊。

試合開始直後からハイプレスとシンプルにゴールを目指す攻めからチャンスを多く作り、今シーズン初めて相手よりも多くのシュートを放ったガンバ大阪でしたがその代償もありました。

前掛かりになったり、積極的な寄せでどちらかのサイドに集中してしまったせいで、サイドチェンジやカウンターからの失点を重ねてしまいました。

ここまで、守備だけはヒガシ、昌子、三浦のトライアングルで大崩れすることなく基本的にはしっかり守ってきた今シーズンでしたが、今節は前半だけで3失点と完全に崩壊してしまいました。

ただ僕としては、先述した通りチーム全体として前掛かりやサイドに寄ってしまったからチャンスを作られたというのもありますが、最後の寄せや競り合いの部分で今まで出せていた気持ちの入った守備が失われていたのではないかと思います。

例えば1失点目。右からの田中のクロスを防ぐことは難しかったにせよ、中のユンカーに対し三浦にはもっと寄せて競り合いに行ってほしかったですし、三浦にはそれができると思っています。

2失点目も、奥野は寄せが甘く左から簡単にクロスを上げさせすぎですし、中にいた昌子は完全に田中達也を見失っていました。

そして3失点目も、いつもの昌子であれば田中とのデュエルでボールを取り切ることができたはずです。

積極的に得点を取りに行っているので、チームとしては守備時のリスクが大きくなるのは仕方がありません。

そこを能力の高いDF陣が一人ひとり高い集中力を持って、寄せきる!潰しきる!取りきる!ということを実践できていればいずれも防げていた失点ではないのかなあともいます。

ここまでのシーズンできていたこともできなくなってしまっていた今節は非常に残念でした。

ガンバリーマン

ユンカーにやられてもいいというわけではないけど、よりによって田中達也に1G2Aはあかんやろ。笑

③新体制はまだまだ始まったばかり 地道に積み上げるしかない

新体制でまたチームの作り直しをしようとしている、主力のけが人もめちゃくちゃ多い難しい状況です。

監督交代後の初戦も失点を重ねてしまい、勝利で飾れませんでした。

そんな中でも、選手やスタッフたちは最前線で戦ってくれています。

いつもスタジアムで最高の気分にさせてくれる選手やスタッフ達を、今度は僕たちサポーターが支え背中を押してあげる番だと思います。

こんな辛い状況だからこそ地道にできることからひとつひとつやっていき、ガンバファミリーみんなを信じて一つの勝利、一つの得点をまずは重ねていきましょう!

G大阪 個人的MVP と 各出場選手評

ガンバリーマンが選ぶ、本日のMVP

本日のガンバ大阪MVPは 倉田秋選手 です!

今となってはガンバの最古参のメンバーの一人ですかね。

試合に出ればいつもハードワークで、人一倍走って、球際では厳しくデュエルしてくれます。

そして僕は倉田がキャプテンしてくれないかなーといつも思っています。

今日もチームで一番気持ちがでていました。

久々のトップ下では積極的に動き回り、相手のSBの裏やゴール前に顔出しボールを引き出しつつも、時には下がってガンバの攻撃のリズムを作ってくれました。

「倉田の右足だあああああ」の下田さんの声がまた聞けることを楽しみにしています!

ガンバリーマンによる、各出場選手評

MVPの倉田秋選手以外の選手について、さらっとコメントします!

東口順昭
3失点ともノーチャンス。神にも止められないときはある。フィードやビルドアップもほんまにうまくなった。

昌子源
今シーズンで一番残念でした。こんな昌子はみたくない。試合後叫んでたのがDAZNでも出てたけど、絶対改善してくれると信じてる。

三浦弦太
川崎Fのダミアンに続き、今節はユンカーにけちょんけちょんにされてしまった。三浦の対人守備はそんなもんじゃないはず。

奥野耕平
2点目のクロスはもっと寄せてほしかった。ビルドアップ時も無難なバックパスが多く、もっと積極的に前を向いてほしい。

黒川圭介
田中達也のカウンターを恐れず、前に行く姿勢は良かった。あとはクロスの精度が上がれば完璧。

井手口陽介
最近ちょっと調子出てきたと思ったら、やっぱりまだまだ本来の井手口ではない。寄せの厳しさが甘いように思う。ガンガン刈り取ってほしい。

矢島慎也
気の利いたパスはさすが。ただ守備の時の軽さが少し気になるのでそこは気持ちをだしてほしい。

宇佐美貴史
隙あらばゴールを狙う姿勢があるときこそ、宇佐美は輝く。あとは決めるだけ。

チアゴアウベス
あまり周りのサポートもないのはかわいそうやけど、完全にリズムを止めてしまっていたように思う。

一美和成
ワントップでもボールを納めつつゴールも狙えていたのでさすが。もっと長い時間見たかった。

塚元大
まだまだ粗さはあるものの、気持ちを前面に出したプレーをしてくれていた。そういったプレーがガンバ復活のきっかけになると思う。

レアンドロペレイラ
少しずつゴールに近づいている気がする。あとはほんまに決めるだけ。ペレイラのゴールでガンバは救われそう。

パトリック
最近、パトの怖さが消えている気がする。積極的に裏を狙ってゴールに近づいてほしい。

ウェリントンシウバ
もっと長い時間でみたい。ボールがあまり回ってこずチャンスがなかった。

チュセジョン
味方の動きが少ないので、セジョンの良さが出しにくそうやった。ガンバのリズムが良くなってくればセジョンも効いてくるはず。

まとめ:ブーストなんかいらん 自分たちでしっかり積み上げなおそう!

ツネさんがいなくなっての初戦は、残念ながら勝利で飾ることはできませんでした。

このままズルズル負けてしまうと、「やっぱりツネさんのままのほうがよかったのでは?」なんて声も増えてきそうです。

ただこうなった以上、それはガンバのレジェンドであるツネさんにとっても望んでないものなのではないでしょうか。

ツネさんの作り上げてくれた堅い守備やハイプレスをベースに、シンプルにゴールを目指す姿勢を意識していくことで地道に勝利を重ねていきたいですね。

僕はいつでもどんなときでもガンバの選手やスタッフが戦ってくれている限りは応援し続けます。

今日の独り言

落ちきったらあとは上がるだけや。ずっと頭からガンバが離れない。笑