おはようございます、ガンバリーマンです。
今だ9試合で1勝、しかも2得点のみとかなり出遅れているガンバ大阪。
ACLのため、前倒しとなった第20節はホームでサンフレッチェ広島を迎えました。
なかなかチームとしての攻めの狙いが見えない試合が続く今シーズン、是が非でもホームで初勝利を手に入れたい今節を振り返りたいと思います。
※両チームに最大限のリスペクトを持っておりますが、敬称を省略させていただくことご了承ください。いち素人の感想として温かく見ていただければ幸いです。
選手個人のコンディションは上がってきつつあるが、チームとしてはまだまだ。。。
試合結果&スタッツ
試合結果 @パナソニックスタジアム吹田
G大阪 1-2 S広島
1 前半 1
0 後半 1
得点者:[S広島]佐々木翔 36′ 川辺駿 65′
[G大阪]一美和成 44′
試合スタッツ
G大阪 | S広島 | |
---|---|---|
60% | ボール支配率 | 40% |
7 | シュート | 8 |
4 | オフサイド | 3 |
16 | FK | 16 |
10 | CK | 4 |
0 | PK | 0 |
Y:0 , R:0 | 警告・退場 | Y:0 , R:0 |
スターティングメンバー&交代選手
スターティングメンバー
交代選手
66’ 柏好文⇒エゼキエウ(S広島)
66’ 浅野雄也⇒鮎川峻(S広島)
67’ 一美和成⇒宇佐美貴史(G大阪)
67’ パトリック⇒レアンドロペレイラ(G大阪)
67’ チュセジョン⇒山本悠樹(G大阪)
78’ 井手口陽介⇒ウェリントンシウバ(G大阪)
85’ ジュニオールサントス⇒永井龍(S広島)
88’ 倉田秋⇒塚元大(G大阪)
90+3’ ハイネル⇒茶島雄介(S広島)
90+3’ 藤井智也⇒今津佑太(S広島)
試合トピック 3つ
①一人一人の運動量は多くなってきたが、攻撃時のストロングポイントが見えないまま…
ここまで9試合2得点、そのうち1点はPKという何とも悲しいガンバ大阪。
今シーズン初のホームでの勝利を目指して戦いましたが、残念ながらまた敗戦となってしまいました。
かなしい。ただ、選手たちはもっと苦しんでいるだろうなあ…
そう思ってしまいます。
ガンバ大阪にはこれだけのメンバーがいながら、未だチームとしての攻撃時のストロングポイントや狙いが見えないのはかなり重症ですね。
ガンバリーマンが思うのは、
- スプリント回数や走行距離などは伸びてきており、選手ひとりひとりのコンディションが上がってきた
- それによって、今節はゴール前に顔をだしたり、パス回し時の味方同士の距離感がよくなってきた
- ただ、やっぱり前線の動きが少ない/足元でもらおうとすることが多く出しどころが少ない
ということです。
もちろん、コロナ感染による休止期間のツケがまだまだ残ってしまっている部分も多少はあるとおもいます。
ただ、それ以上に毎試合チームとしての攻撃時の狙いが見えなさ過ぎて、応援していても不安になってしまうんですよね。
SNSでも、その批判は宮本監督に集中しています。
現状の問題点ばかり上げて改善案も説明できないのに、安易に「解任しろ!」というのはあまり好きではないですが、結果が全てのプロの世界ではいくらガンバのレジェンドであってもそういった声が上がってくるのは仕方ないかなあとも思います。
僕なりに、これまでの宮本監督に思うところがあるのでいくつか述べたいと思います。
- 就任時に降格圏から、救ってくれた救世主である
- そして昨シーズンは堅守を作り上げ、リーグ2位に導いてくれた
⇒この2点に関しては、本当に感謝しています。 - ただ、宮本監督が就任してからのガンバ大阪の攻撃には正直魅力を感じない
⇒”4-3で勝つことよりも1-0で勝つことを重要視する”という信念も理解できるが、その1点を獲るためのチームとしてのストロングポイントが未だ確立されていない。
宮本監督は、守備の構築や若手の起用については本当に優れた監督だと思います。
また、特定のチームに対して変則フォーメーションを採用したりと”相手チームのストロングポイントを消すこと”、つまりリアクションを得意とする監督ですね。
ただその裏返しで、自分たちが攻撃するときの狙いやチームとしてのストロングポイントを組み立てたり、選手全体に共有させていくというところはほぼ全くできていないのではないかと思ってしまいます。
- ビルドアップ時なにを狙って崩していくのか
- そして、それを実現していくには具体的に選手一人一人はどのように動くのか
- 裏に抜けるのか、くさびで受けるのか、その周りには誰がサポートに行くのか
- ドリブルで崩せる選手が仕掛けられる場をどう作っていくのか
といった、チームとしての狙いやイメージが全く共有できていないので、ガンバはいつも攻めあぐねています。
昨シーズンから取り組んでいるハイプレスからのショートカウンターも確立されたとは決して言えませんし、ロングフィードからの戦術パトリックは単調すぎてもう機能していません。
宮本監督のガンバ大阪は、攻撃時のチームとしてのストロングポイントがないので、仮に1試合勝ったとしても、長期的に見てガンバが自分たちのストロングポイントを持って勝ち続けていくイメージが見えないんですよね。
正直、他サポに「ガンバの試合は面白くない」と言われることが多く、悲しいです。
②ついにウェリントンシウバがデビュー!ガンバ浮上の起爆剤になってくれそう!
今回もなかなか苦しい試合展開でしたが、希望もありました。
それは待ちに待った期待の新戦力、ウェリントンシウバ選手がガンバデビューを飾ったことです。
後半の途中からの出場時間だったのでボールを持つ回数もあまり多くなかったのですが、それでもこれからのプレーを期待させる雰囲気はめちゃめちゃありましたね。
ボールを持ったと思えば、積極的にキレあるドリブルで仕掛けていって相手はファールで止めるしかありませんでした。
今のガンバに足りない、スピードのあるドリブラーの加入は今後のガンバ浮上の起爆剤になってくれること間違いなしですね。
ただ、コンディション面や連携面でチームにフィットしてくるのはまだまだ時間はかかりそうですが、どんどん試合で使ってもらって徐々にアーセナルまで上り詰めた能力を発揮してほしいですね。
③ケガ人続出、憂いの右SBは奥野で乗り切れそう
シーズン序盤でまだあまり試合消化できていない状況ですが、けが人が続出しています。
ヨングォン、藤春、小野、高尾、小野瀬、福田、一森…。
いや、ケガ人多すぎやろ!クラブからのリリースもないからいつ復帰するかもわからんとはなにごとか!
特にサイドバックに関しては、本職はもう左の黒川しか生き残っていません。
グランパス&フロンターレ戦では、右SBの本職でない小野瀬/佐藤がボコボコにやられてしまったのでそこをどうするかが大きな課題でした。
今日の試合では、公式戦で初めて奥野が右SBとして起用されましたね。
持ち前のボール奪取力で安定守備を魅せ、攻撃時も効果的な攻め上がりでパトリックへの決定的なスーパークロスを上げたりと大活躍でした。
まだまだケガ人が多く苦しい状況は続きますが、奥野の右SB起用がオプションとして機能できるというのは今節の大きな収穫だったかもしれません。
G大阪 個人的MVP と 各出場選手評
ガンバリーマンが選ぶ、本日のMVP
本日のガンバ大阪MVPは 一美和成選手 です!
前節のフロンターレ戦では慣れない右WGで、守備でのハードワークや攻撃時のタメを作ってくれたりと大きな貢献をしてくれていました。
今節では4-4-2のツートップの一角として本来のポジションで果敢にゴールを狙い、CKでは見事一時同点に追いつくヘディングを決めてくれました。
ゴールのシーン以外でも、積極的に仕掛けてシュートを打ったり、ドリブルでゴールに向かて仕掛けていったりと、ガンバの前線の中でもアグレッシブに突っ込んでいて一番得点の匂いも感じましたね。
ここからも先発起用で活躍してほしいです!
ガンバリーマンによる、各出場選手評
MVPの一美和成選手以外の選手について、さらっとコメントします!
東口順昭
誕生日おめでとう!僕はヒガシと同じ誕生日なので嬉しいです。いつものミラクルセービングあざす。後半のミドルシュートは正直スカッとして気持ち良かったです。
昌子源
随所で魅せる対人守備はさすが。1失点目は昌子はファールされてたように見えたのになあ。
三浦弦太
1失点目は佐々木に競り合いに行ってほしかったなあ。ゾーンで守ってるから三浦の担当ポジションちゃうかもしれんけど。
奥野耕平
こんなに右SBにはまると思ってなかったです、すみません。笑 守備だけでなくパトへのクロス完璧でした。
黒川圭介
試合を重ねるごとに裏のスペースへの走り出しからのクロスも増えてきて、ガンバのストロングになりつつある。あとはチームとしてのパスワークの精度が上がってきたら黒川にどんどんボール来そう。
チュセジョン
キレイなサイドチェンジが見れず残念。イージーミスが少し目立ってしまっていた。
井手口陽介
今日はボール奪取が前節ほどうまくいってなかったイメージ。ガンバの心臓たのんます。
矢島慎也
ときおり面白いパスがあってチャンスメイクがさすが。ただ奥野がボールを持った時にサポートできてなくて孤立させがちに見えた。
倉田秋
さすがのハードワーク。まだまだ本来の倉田ではないけど、ゴール前への顔出しも増えてきたように思う。
パトリック
奥野のクロスは決めきってほしかった。いらないファールは避けてほしい。
レアンドロペレイラ
ひとつ得点を感じさせるミドルがあったけど、早く1点決めてほしい。
宇佐美貴史
宇佐美が入ってボールがよく回る時間があったけど、ゴール前での仕事が見たいなあ。
山本悠樹
中盤の距離感は確実に良くなってきた、あとはパスのタイミングや精度がついてこればチャンスメイクできる。
ウェリントンシウバ
ドリブルを仕掛けた時のスピードとテクニックが迫力ある。今後に期待。
塚元大
出場時間短かったけど、キレのあるドリブルでもっと見たいと思った。
まとめ:宮本監督解任なんか言っても仕方ない、苦しいときこそサポーターが支える!
正直、今のガンバの攻撃には全く魅力を感じないと言われても仕方がないと思います。
ガンバサポの多くは宮本監督を解任してほしいと思っているかもしれません。
ただ僕としては、実際に戦っているチームの選手&スタッフが一番苦しんでいると思います。
なので、こんなときこそサポーターの我々はチームを信じて応援し続けるしかできることはないかなーと思います。
ケガ人の復帰、レアンドロペレイラや宇佐美の爆発、ウェリントンシウバの大活躍など何がガンバ浮上のきっかけになるかはわかりません。
苦しい状況が続きますが、ガンバファミリー一丸となって乗り越えましょう!
今日の独り言
やっぱり内容でも結果でも圧倒するガンバ大阪を観たい!信じてる!