おはようございます、ガンバリーマンです。
ACLからの過酷な21連戦も終わり、やっと1週間のインターバルを取ることができたガンバ大阪。
連戦の最終戦 大阪ダービーでは、コンディションの限界もあり絶対負けてはいけないセレッソ相手に0-4と衝撃の大敗をしました。
過去にない厳しい日程の中、ガンバの選手やスタッフはなんとか乗りきってくれましたが、この歴史的敗戦のせいで身体的コンディションの面だけでなく、気持ちの面でも切り替えが難しい状況だったと思います。
そこからどれだけリフレッシュして、修正できたのか。
それを魅せてつけて欲しい中迎えた、ホームでの今節を振り返りたいと思います。
では、ポジティブレビューいきます！
※両チームに最大限のリスペクトを持っておりますが、敬称を省略させていただくことご了承ください。いち素人の感想として温かく見ていただければ幸いです。
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失点してもペースを握って2度追いつくも、最後は力尽きる…
試合結果＆スタッツ
試合結果 ＠パナソニックスタジアム吹田
G大阪 2－3 V仙台
1 前半 2
1 後半 1
得点者：[V仙台]富樫敬真 37′, 42′, 西村拓真 79′
[G大阪]矢島慎也 39′, パトリック 60′
試合スタッツ
| G大阪 | V仙台 | |
|---|---|---|
| 56% | ボール支配率 | 44％ |
| 18 | シュート | 11 |
| 0 | オフサイド | 1 |
| 10 | FK | 7 |
| 5 | CK | 2 |
| 1 | PK | 0 |
| Y:0 , R:0 | 警告・退場 | Y:1 , R:0 |
スターティングメンバー＆交代選手
スターティングメンバー
交代選手
16’ 小野裕二⇒矢島慎也（G大阪）
63’ 高尾瑠⇒柳澤亘（G大阪）
66’ 関口訓充⇒中原彰吾（V仙台）
66’ 富樫敬真⇒フェリペカルドーゾ（V仙台）
66’ 赤﨑秀平⇒西村拓真（V仙台）
78’ 倉田秋⇒山本悠樹（G大阪）
78’ 藤春廣輝⇒ウェリントンシウバ（G大阪）
82’ 蜂須賀孝治⇒真瀬拓海（V仙台）
90’ 加藤千尋⇒福森直也（V仙台）
ポジティブトピック
小野負傷で急遽投入も、2得点に絡む活躍の矢島！
結果的に3失点で負けてしまいましたが、一際輝いていたのが途中出場の矢島でしたね。
前半早々に負傷した小野に変わり急遽投入されたにもかかわらず、しっかり試合に入り積極的にゴールに向かうプレーを繰り返してくれました。
V仙台に先制されて嫌なムードになりかけたときには、左サイドで宇佐美＆藤春が崩しチャンスとみるやゴール前に果敢に顔を出し、すぐさま追いつくゴールを決めました。
今シーズンなかなかゴール前に人数をかけて迫力を出すことができていないガンバでしたが、この時の矢島のようなプレーをどんどん出していって欲しいですね。
ときにはボランチの市場で下りてきてボールを配給したり、最前線でボールを受けたりと、今節の矢島はいつも以上にガンバの攻撃の中心にいました。
再びビハインドの状況でも、PA内にスルスルっと侵入し受けたボールをダイレクトで中に放り込んだところからのPKゲットにつながりました。
このPKは矢島に蹴らせてあげて欲しかったですねえ。
決めたパトリックはさすがのメンタルですが、矢島にアシストをつけてもいいくらいのプレーでした。
試合後半に差し掛かってくる中で、ガンバの選手たちの運動量が落ち矢島一人でなんとかしないといけない状況になってしまうことが多々あったのは残念でしたが、今節は矢島のおかげで2度のビハインドを追いつくことができました。
高尾の本格復帰！SBとして観たいが右CBでも違いを魅せつけた！
個人的に今節で一番ワクワクさせてくれたのは高尾のプレーでした。
僕自身は3CBよりも4バック推しなのですが、今シーズン結果が出ているのは3CBなのでそちらを採用するのは致し方ないとも思っています。
ただその際の一番の問題点として、後ろに重くなりすぎるという点がありました。
守備時は両WBが下がって5バックになるし、攻撃時は3CBがなかなか攻撃参加しないのでどうしても厚みが出ないことが多いです。
そんな中、今節で初の右CBに高尾が入ることでそのデメリットが一気に解消されました。
もともと攻撃参加が得意な右SBの高尾が入ることで、積極的に前目のポジションを取ることができ、ときには相手の最終ライン裏まで駆け上がるシーンも多々観られました。
これにより一つ前の小野瀬も中に入ったりさらに前目にポジション取りできたりと自由に動きやすくなり、右サイドの攻撃が活性化されました。
3バックで行くなら、左はボールを持ち運べるヨングォン、右は攻撃参加できる高尾、そして中央にラスボスの昌子がベストだと確信しました。
もちろん、3バック以外のボランチやWBを含めたチームとしての守備の決まり事はしっかり共有する必要はありそうですけどね。
チームとしては全く機能していないが、個人ではクオリティが上がってきた選手も！
チームとしてはやっぱりほどんど機能できていませんでした。
攻撃はまだしも、失点シーンもチームとしての守備が足りませんでした。
1失点目も2失点目も、うまく局所的に数的優位を作られたところにクロスを入れられての失点となりました。
問題は人数は足りていたのに、一人一人が誰をケアするのか、どこをケアするのかということの意思疎通がなりていなかったことです。
ヨングォン、昌子、高尾という頼りになる3CBを中心に、ボランチやWBも含めて、ここは確実に修正して欲しいですね。
3失点目は相手がうまかった。カルドーゾのダイアゴナルランも西村の瞬時の判断＆シュートもあっぱれでしたので仕方ない。
攻守共にチームとしての連動はあまり観られなかったものの、ガンバの選手たち一人一人のプレーには光るものがありました。
- ゴールにつながる決定的な仕事を繰り返す矢島
- 3CBでも積極的に駆け上がり、右サイドの攻撃に厚みをもたらした高尾
- 再び負傷交代したものの、シンプルにゴールに向かい続ける怖さを魅せてくれる小野
- 競り合いには必ず勝つパトリック
- 本来の狩人感が戻ってきた井手口
- やっぱり流石の対人守備の昌子
- 最終ラインでも落ち着きが半端なくつなげられるヨングォン
- 左サイドの駆け上がりからのクロスはいまだにガンバの必殺技である藤春
などなど
一人一人のプレーを観るとその能力の高さをいつも感じるだけに、それらを連動させて活かしきれていない現状のガンバはやっぱりすごくもったいないしもどかしい思いでいっぱいです。
ビルドアップや狙いのある攻撃の組み立てをデザインできる有能監督はよ。
個人的にはパトリックに競り合いをしてもらうんだったら、セカンドボールは100％回収するくらいの気概をガンバ全員に持って欲しいなあとは思います。
G大阪 個人的MVP と 各出場選手評
ガンバリーマンが選ぶ、本日のMVP
本日のガンバ大阪MVPは 矢島慎也選手 です！
繰り返しになりますが、急遽の途中出場にもかかわらずしっかり試合に入り、決定的な仕事を2度もやり遂げてくれました。
矢島のおかげで2度のビハインドから追いつくことができましたし、最後まで試合を諦めないで観ることができました。
何度か試合後のコメントを見る限りだと、ガンバの中でも冷静に現状を分析して何が悪いのか、どこを改善しないといけないのかが見えている選手だと思うので、矢島を中心にチームの調子を取り戻して欲しいです。
ガンバリーマンによる、各出場選手評
MVPの矢島慎也選手以外の選手について、さらっとコメントします！
東口順昭
簡単にクリアせず冷静につないだり、止めれるシュートは全て止めてくれた。ただ3失点は悔しい。
キムヨングォン
守備やビルドアップともにさすがの安定したプレー。いつもあざす。
昌子源
個人守備としては3失点目を除き全勝の圧巻の守備。3失点目は西村のプレーとカルドーゾのランが良すぎた。あとはチームとしての守備統一を期待。
高尾瑠
右CBでありながら、積極的に攻撃参加を繰り返せる貴重な存在。もう怪我しないでね。
藤春廣輝
やっぱり藤春が相手DF裏へ駆け上がれたら1点もののチャンスにつながることが多い。どんどん仕掛けて欲しい。
倉田秋
なんとか前までボールを運ぼうと試行錯誤してくれていた印象。倉田がボランチなら相方は山本の方が良さそう。
井手口陽介
攻撃時にはリズムを悪くしてしまうこともあったが、守備時では躍動する狩人感が復活してきた。頼りになる。
小野瀬康介
高尾や矢島とのコンビネーションにさらに磨きがかかれば、ガンバにとってさらに大きなストロングになりそう。
宇佐美貴史
なんとかシュートまで持っていってくれたものの、ジャストミートはせず。倒された後のアピールをせず、すぐに切り替えてくれるとマジでいい選手なんやけどなあ。
小野裕二
負傷交代は非常に残念。短い出場時間の中でも、シンプルにゴールを目指す怖さのあるプレーがいつも多く観ている側がワクワクする。あと気持ちを全面に出してくれるのが好き。
パトリック
競り合いで全て勝ってくれるだけに、セカンドボールを拾ってくれない周りの選手たちにはがっかりしてしまう。パトリックを活かしきれていない。
柳澤亘
右に左に起用にSBをこなしてくれる貴重な人材。そろそろアシストがみたいなあ。
山本悠樹
最近良かっただけに、今日は正直あまり良くなかった。飄々とプレーする特徴が悪い方に見えてしまった。
ウェリントンシウバ
全力でおかえり！チームとしてシウバに前を向いた状態でボールを渡すシーンがなかったのであまり活躍できるシチュエーションがなかったのが残念。今後はバシバシドリブルかまして、ゴール決めてください！
まとめ：1週間の休養明けも状況は好転せず… まずはできることから積み上げよう！
歴史的大敗の大阪ダービーから約1週間。
心身ともにリフレッシュしたガンバ大阪の選手やスタッフたちを信じて、応援した今節は残念ながら勝ち点を得ることができませんでした。
チームとしてはうまく機能できていない中でも、一人一人のプレーとしては光るものも数多くあります。
それらが共鳴し合い、チームとして大きく前進できるようにまだまだ応援していきます。
チームの状況が良い時はいつも夢を見させてもらっているのだから、チームが苦しんでいる時は僕たちサポが支えます。
シーズンはまだ続きますし、天皇杯というタイトルを取れるチャンスも残っています。
ひとつひとつ当たり前にできることから積み上げていき、チーム一丸となって毎試合勝ち点3を掴み取りましょう！
今日の独り言
ここ数年はほんまにメンタルの修行がつづくシーズンやな。いつでも信じて応援してる。
